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☆息子の事とパニック発作⑨小学校に入るまで
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さて、無事に幼稚園を卒園した息子。
春の日差しが暖かい中、どんどん
パニック発作がひどくなっていきました。
「揺れるもの恐怖症」に追加で
「アリ恐怖症」にオプションで風と水の揺れ
が加わって、うかつに外にも出られない。
よっぽど楽しそうな予定でないかぎり
(息子が気をそらす事ができるくらい)
あまり出かけなかった。
びくびくしながら出かけても、
全然平気な日もあれば、
家にいても一日調子の悪い日があったり、
不安定でした。
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さらに、このあたりから、軽い『自傷行為』
や『チック』の症状も出てきました。
『自傷行為』は、自分の唇をかんだり口の中を
噛んでしまうのでしまうのです。
唇を噛み過ぎていかりや長介みたいななって
しまいました。
だからいつもタオルをくわえさせ、タオルを噛むようにさせていました。
しかし学校が始まったら、
これをさせるの難しいかなと思ったり。
さらに、えんぴつを持つと、
「目をさしたくなっちゃう!」
「指にさしたくなっちゃう!!」と大騒ぎ。
これを初めて聞いた時は本当に、
ゾッして、本格的にやばいなと思いました。
『チック』はわざと空気を飲み込んで
ゲップをずっとしているのです。
最初は、お行儀が悪いからやめなさいと
注意していたのですが、病院で聞いたら
これは「チックです」と言われ。
注意しても、直すことができないので叱らないでくださいと言われました。
(マジかよと思ったが)
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もう、日々悪化して行くパニック発作や
自傷やチックで息子はもちろん
私まで心がボロボロになっていきました。
一番辛いのは本人なのに、
私自身もどうしたら良いのかわからず、
日々「こわい」を連発したり、
ゲップをくりかえしたり、
唇はいかりや長介だし、
「えんぴつで目を刺したくなっちゃう、
どうしたらいいの⁈」
と辛そうに聞いてくる息子に、
ほとほと疲れ果てていました。
もう、卒園したので、毎日朝から一日中、
息子と向き合うのが、正直苦しかったです。
「小学校本当に行けるの?」この辺りから
真剣にそう考えるようになり、
病院の先生や、自分の親にも、
「いつか、良くなるし大丈夫だよ」
と言われたが、この時、真っ暗なトンネルの中にいた私にはこの「大丈夫」の言葉が、
本当に辛かった。
辛さがピークの時の「大丈夫だよ」は
更に私を追い詰めた。
、、、大丈夫じゃなかったら、どうするの。
(ネガティブ保持者の極地ですね〜)
今はわかる、最悪は続かないって
でもその時って無理なんです。
じゃあ、どうしてほしいのって言うと、
あくまで私の場合、
「そうだね、それは辛いね、苦しいね」
でいいんです。
同じ事を経験した人にしか、「わかる」
は言ってほしくない。
でも、同じ経験をした人の「わかるよ!」
がこの時一番欲しかったのかもしれません。
経験者の言葉は希望の光です。
もし、今あの時の私の様に辛い人がいたら
少しでも届くといいな。
「わかるよ、辛いよね。」
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