雨降って地固まる
こんばんは。
「雨降って地固まる」って言葉を知っていますか?
意味は
「もめごとなど悪いことが起こったあとは、かえって基盤がしっかりしてよい状態になることのたとえ。」
です。
どんな時にできた表現なんでしょうね。
今日はいい天気だ。
といった場合、日本語では晴れていることを意味します。
逆に、天気が悪い。
というと、雨が降っていることを意味します。
当たり前に使っている表現ですが、晴れが良くて、雨が悪いなんて誰が決めたことなのでしょう。
晴れ舞台という表現もあります。
これもいい意味で使われています。
このように日本では
晴れ=いいこと
雨=悪いこと
という意識が根付いています。
なぜでしょうか。
確かに現代の私たちは、雨が降ると傘を持ち歩かねばならず面倒です。傘を持っていなかったらずぶ濡れになります。
けれど農家の人や草木を育てている人からすると雨は嫌なものではないはずですし、渇きに苦しめられている地域では雨はまさに幸福の雨となるはずです。
どこかで誰かの役に立っている雨が悪く言われているのはかわいそうだと思うんです。
だから天気が悪いというのをやめにしましょう。今日は雨だ。というだけで伝わります。
雨だって頑張っているのです。
冒頭に紹介した「雨降って地固まる」という諺は、雨のようにごたごたが起っても、その後により良い状態になることをいいます。
雨だって誰かの役に立ち、誰かを幸せにしているのです。
朝、雨で気分が沈むのではなく、この雨で誰か喜ぶ人がいるという事実を喜びましょう。
そうすれば365日全部が「いい天気」になるはずです。