映画『グリンチ』母の裏切りを思い出す(※ネタバレあり)
あらすじ
グリンチっていう嫌われ者の緑のモンスターがクリスマスに色々やらかして幸せになる話。
教訓:権力を持った人間は悪。
感想
2000年の12月に公開でしたか。
当時の私は7歳です。
その時のこと、しっかり覚えていますぞ。
あれは2000年のクリスマス付近。
舞浜にあるイクスピアリに、お母さんとお兄ちゃんと従兄と私の4人で行ってさ。
映画でも観ようか? って雰囲気になったから物凄い力を込めて、
「グリンチ観たい!!!!!」って言ったんだよね。
だってグリンチ観たかったから。
ものすごい観たかったから。
子どもがよくやる「おねがい!おねがい!おねがい!おねがい!」ってのもやったよ。
絶対に観たかったからね。
でも、誰一人としてノってこなかったの。
私以外は誰もグリンチ観たくなかったの。
そして母が「また今度観ようね」って言ったの。
その「今度」は二度と来なかったよね。
結局数年後に地上波で放送したものを一人で観たよ。
そんなわけで、映画よりも親の裏切りって記憶の方が強くて全然内容覚えてなくて…
「このままじゃダメだ! グリンチに失礼だ!」と思ってブックオフでDVD買いました。
あの頃の自分にこのDVDを渡してあげたい…当時VHSだから観れないだろうけど…。
CDだと思ってデカいラジカセに入れるのかな…。
それともプレステ1に入れるのかな…。ますます渡したい…っ!
幼い自分に思いを馳せながら改めて『グリンチ』を観たんだけど、
グリンチ全然悪い奴じゃねーじゃん!!!
緑だし醜いしジム・キャリーだし、勝手に極悪人って印象あったけど全然そんなことない。
確かに孤独だしひねくれてるけど、それは子ども時代に受けたいじめのせいなわけ。
そのいじめっていうのも、グリンチのヒゲを揶揄うという超幼稚で低能な内容なわけ。
全然気にしなくていいのに、グリンチはピュアだからいじめを真に受けて自分でヒゲを剃るんだけど、失敗して傷まみれになってさらに揶揄われて…。
それからグリンチの孤立人生が始まるんだけど、いじめた本人はなんと市長になってるわけ。
いじめっ子が市長になっていいんですか?!?!
こんな奴に権力を授けていいんですか?!?
権力を振りかざす奴は帰れ!!!!!!!
もうその一言に尽きるよね。
ちょっと自分でも何言ってるのかわからなくなってきたけど、
とにかくグリンチはかわいくていい奴だよ。
特に赤子グリンチはまじで天使すぎてグッズ探しちゃった。
家にほしいくらいかわいい。
あと余談なんだけど、
DVDジャケットのあらすじに「市長の娘シンディ(テイラー・モンセン)」って記載があるけど、娘どころかそもそも結婚すらしてないよ市長…。
こういうミス見つけるとちょっとテンション上がる。
人のミスで喜ぶ汚ねえ大人になっちまった!!!!!!!
もうすぐクリスマスだし、きれいな心を取り戻すためにも観てみては!
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