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アンパンマンから学ぶこと
先日子どもとアンパンマンを見ていました。
タイトルは「アンパンマンとバイキンマン」
作品の中でも、最もメジャーなキャラクターが題名になっていたお話でした。
内容は、
バイキンマンが昔手に入れた赤ちゃんスプレーというものをアンパンマンにかけて、アンパンマンを赤ちゃんにすることでアンパンマンに勝とうともくろむけれど、案の定自分も赤ちゃんになってしまって・・・。
というようなものでした。
アンパンマンマーチ
子どものころよく
「♫愛と、勇気だけが友達さ~ やって~ 友達すくいな~」
とか言っていました。
しかし、あるとき、やなせたかし先生の弟さんの話を聞いて考えが一変しました。
戦争中、特攻隊として出撃した弟さんの心情を物語るような歌詞だということでした。
「何のために、生まれて、何のために生きるのか」
「愛と勇気だけが友達さ」
このことについては、やなせ先生自身は弟さんのために作ったことを否定されておられますし、これを考えると特攻隊を肯定するようにとられるかたもおられるのですが、戦争についても反対されています。また、弟さんは特攻隊で戦死されたわけではありません。
しかし、作詞されたご本人にその意図がなかったとしても、私の考えは一変しました。
「生きるための喜び」や「本当の正義とは何か」
を考えると、
「♫愛と、勇気だけが友達さ~ やって~ 友達すくな~」
といっていた自分が情けなくなりました。
もちろん、アンパンマンはそんな自分も許してくれるでしょう。
アンパンマンとバイキンマン
赤ちゃんになったバイキンマンはそれでもアンパンマンに勝とうと、バイキンUFOにのってアンパンマンに勝負を仕掛けます。反対に、赤ちゃんになったバイキンマンとアンパンマンをジャムおじさんや、バタコさん、カレーパンマンやショクパンマンが可愛がって、同じベッドで寝かせて、ミルクをあげます。
「まさかバイキンマンにミルクをあげるなんてね~」というバタコさんの声に、
「赤ちゃんはどんなことでも可愛いよ」とジャムおじさんが。
これこそが、愛にあふれた物語だと、一人感動しておりました。
なぜなら、いつも悪さばかりしているバイキンマンをこんな姿だから倒すこともできたはずです。
でも、みんなはバイキンマンがにくいのではなく、バイキンマンは悪さをするからやつけられるのです。
まさに、「罪を憎んで人を憎まず」です。
そして、最後は
元に戻った、バイキンマンはドキンちゃんとコキンちゃん、ホラーマンに「お帰り~会いたかった~」と仲間に迎えられ、
アンパンマンは、ロールパンナに助けられたあと、困った人に自分の顔をあげることをしていました。
子どものアニメ。
でも学ぶことはたくさんある。
とても、いいアニメです。
しかし・・・。アンパンチによって、
「悪いことはパンチ」と覚えてしまった息子からパンチされるのはいかがなものかと思います。