陰謀論と常識を行き来して辿り着いた中庸
noteの記事を書いていて気付いたんですが、私の書く内容って中庸をテーマにしたものが多いです。
座右の銘の「依存も孤立もせず、ゆるく自立する」も中庸を意識していますし。
ヒトは二元論で物事を捉える構造になっていて、意識しないと知らず知らずのうちに極端な方向へ行きがちになります。
だから中庸が大切だとよく言われるますが、そもそも論として両極がどんなカンジか分からないと、中庸に辿り着けないのもまた事実。
私の場合、最近だと陰謀論がこのカンジに該当しました。
ネットを調べると様々な陰謀論に出会います。
支配者層による人類奴隷化とか人口削減とか、疫病や注射はその為の伏線だとか。
これらの情報は、主に政府への不信感を煽る目的で発信されているのかなぁと今では思います。
あとは、日本人は優秀な民族だから覚醒めさせない為に意図的に愚民化政策がされている系の陰謀論も一時期よく調べていました。
これらの情報は民族意識を芽生えさせて選民思想とか分断工作を煽っているのかなぁと、こちらも今では思います。
一般的に陰謀論はデマやフェイクニュースとして扱われますが、厄介なのは陰謀論にも確信に近い情報が一定数存在することです。
だから、最初から全否定することもできない。
むしろ確信部分をフェイクで何重にも包んで発信しているのが陰謀論だったりします。
こうして恐怖や怒りを植え付け、人々の分断や分離を加速させて社会情勢を不安定にする。
これが陰謀論の正体なのかなぁと。
この構造を頭で分かるだけでなく、腑に落ちるまで理解することができたのは、今思い返すと陰謀論という極を知れたからだと思います。
陰謀論と常識の照らし合わせ。
極から極へと何度も渡り歩くことで、初めて中庸が見えてくる。
物事の本質って両極の境目っていう凄く曖昧な場所に隠れています。
だから、最初から白黒はっきりさせなくてもいい。
私自身、物事を白黒はっきりさせたい性分で何かと極に向かいがちなので、曖昧なまま両極を渡り歩く遊び心が大切だと、時々振り返っていこうと思います。
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