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腹部大動脈解離と瘀血!?①


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東洋医学における瘀血(おけつ)の話を、のんびり書いています。   


血管の構造上の問題の最後になりますが、前回までいくつかの動脈について書かせていただきました。


 今日は腹部大動脈について。

腰動脈


瘀血の話なので、いままでは毛細血管中心でしたが、今回は一番か二番位に太い血管の話になります。

 ざっくりいうと、瘀血とは毛細血管で梗塞が起こり、その先の細胞が酸欠で死に、再灌流障害で破壊が起こると説明させていただいてますが、太い血管は関係なさそうな感じがします。

が、そうではないんです。


血管自身も細胞でできていますので、酸素と栄養が毎日必要になります。

また、血管は基本的に、内膜、中膜、外膜と3層構造になっていて、 


腹部大動脈は心臓から送り出された勢いのある血流を受け止めなくてはならない為、とても分厚く、頑丈にできています。


分厚い構造のため、内側から3分の1くらいまでしか、栄養と酸素を取り込むことができないんです。


次回、腹部大動脈②

では。


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