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夜明けのすべて 感想文


今回は映画の感想です。
少しネタバレあるかもなので気にされる方は
戻るをお願いします。

夜明けのすべて

主演 上白石萌音・松村北斗 
PMSとパニック障害を持つふたりとその周りの日常を描いたお話。

瀬尾まいこさんの原作小説が気になっていたのと
我が推しのストーンズの北斗くんが出ているというので
ずっと見よう見ようと思っていた作品でした。
ただ内容が軽くはないので見る側のテンションを少し選ぶかなと思いながら
ずっと先延ばしにしてしまってました。


本当にただ淡々と過ごしていく日常を描いているの
大きな何かが起こってとかはなくて。
どんなに気を付けていてもコントールできないし
症状がしんどいことは変わらないから、逃げられないから受け止めてる姿がリアルです。

藤沢さんが山添くんの髪の毛を切るシーンがとてもいい。
それまであまり感情を出していなかった山添くんが、つい笑っちゃったところがよかったです。
あ、よかったぁ。山添くん笑えたんやって思っちゃった。

そこからちょっとずつ山添くんの心が開けていく感じもよかった。
あとはそれぞれの病気をちょっといじったりマンウントとったりもするシーンもふたりの関係性と雰囲気が見えてリアルやなぁと思いました。

そして会社の人たちは寄り添いすぎず、見守ってくれる感じが暖かい。
そんな人たちが周りにいるだけで救われるよね。
少しの思いやりと優しさがあればできることやろうけど、自分はしたことがない経験で悩んでる人を見守るというか受け止めるって
実際にはなかなか難しいことなんよなぁと。

映画自体は全体通して音が心地よいです。
生活音がほどよくて物語の淡々さと波長を合わせてる感じがする。
実は寝る前に見てて寝落ちしてたので癒し効果はすごいはずです。(笑)

あとは主演のおふたりのプラネタリウムのシーンのナレーションが素晴らしい。
声がもう癒される。
この声でやってるプラネタリウムあったらぜひ行ってみたいくらいです。

最後のエンドロールもとても素敵なのでぜひ最後までゆっくりと見てほしいです。

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