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禁酒100日チャレンジー1ヶ月経過日誌

断酒と禁酒。おそらくこの記事に興味を持った方なら、この違いをご存知だろうが、私は断酒する覚悟がなくて、禁酒しているあまちゃんだ。断酒とは金輪際一切のアルコール摂取をしない意味合いを持ち、禁酒とは一定期間摂取しない時期を設けるもの。私は2023年年明けから、禁酒100日トライアルをしている。現在禁酒一ヶ月を達成したところだ。

なぜ100日か?


私の目標は「断酒」することであるが、自信がない。クリスマスやお正月にお酒を飲まないなんて考えられない。でも色々な経験談を読むと、禁酒100日目、もしくは3ヶ月超えたあたりから、「飲まなくてもいっか」という境地になるらしい。

これまでの禁酒歴


過去を遡ると、禁酒はこれで4回目になる。毎年1月にDry Januaryという名の下行っている。2020年は2週間、2021年と2022年は1ヶ月これまでに小さいながらも達成してきた。私は誕生日が2月の1週目ということもあり、誕生日祝いの日に解禁するのがここのところの流れだった。禁酒一ヶ月明けに飲むお酒がこんなに美味しいものなのかと、目を疑うような経験をした。と同時に、「あんまり飲みたくないな。なんかちょっと勿体無いな。」という感情も経験した。それでも一度飲むと、週一が週二になり、年の瀬が迫る頃には連日昼から飲酒するまで加速し、朝には手が震えるといった経験までした。

これまでの飲酒歴


今年37歳になる私の飲酒歴は、おおよそ20年近くに及ぶ。大学はテニスサークルに入り、テニスよりも狂った酒の飲み方を覚えた。その時に何度も限界を超えるような経験し、酒を理解した気でいた。大学院に進学すると、ストレスから酒を求めるようになり、風呂に浸かりながらワイン一本平らげていた。その癖が社会人になっても続いた。酒飲み”キャラ”作りをすることで、人との距離を縮めてきたように思う。27歳で外資系に転職し、上司や先輩との付き合い飲みはなくなったが、キッチンドリンカーになった。30前後で付き合った相手は、昼から酒を飲む人だった。つられて飲んで、癖になった。4年ほど付き合ったが、思うとシラフで会ったことは一度もなかったように思う。33歳で単身渡米。ニューヨークの片田舎で、ひとりぼっち。酒と韓流ドラマで時間を潰した。友人の紹介で知り合った友人もやはり酒繋がりで、パーティーに呼ばれては記憶を無くすまで飲んだ。

依存症?


アルコール依存症には段階がある。機会飲酒、習慣飲酒、そして依存症だ。
危険なのは、習慣飲酒と依存症の栄えめが割と曖昧で、はっきりとジャッジしにくい。それでもどうやら私は精神依存に片足突っ込んでいるように感じられた。なぜか。昼から、なんなら朝から飲むのが最高だと思っていること、二日酔いでない日でお酒を飲まない日は、物足りなく感じること、あまりお酒を飲まない人と飲みに行くと物足りなくて必ず家で飲み直すこと(なんなら飲み会中に早く帰りたくなる)、お酒を飲まない人生なんて考えられないと思っていること、人間関係をお酒に頼っていること、などだ。もしかすると断酒するために自分を”患者”扱いすることで、深刻な問題であるかのように錯覚したいのかもしれないし、この問題に真剣に取り組まれている方には大変失礼な発言かもしれない。それでも周りの酒飲みにそれとなしに質問すると、自分が予想しているよりも、みんな「嗜む」範囲にとどまっているように感じたのだ。

一ヶ月の変化


一ヶ月の禁酒はこれで3度目になるが、正直言ってネットに転がっている情報のような劇的変化は起きていない。あくまで個人の体感だが、週ごとの心身の変化を挙げてみた。

1週目:
(経過)とにかく心が澱んでいる。何をしても楽しくないし、何をするにもめんどくささが勝ってしまう。ゾンビ状態だったが、不思議とアルコールを欲することはなかった。
(対策)生活リズムを整えることを優先した。朝6時に起きて、夜10時に寝る生活だ。勝率50%くらいだったが良しとして、無理せず継続することを心がけた。
2週目:
(経過)幸福感が薄く、自己中心的。口が寂しく、夕食時に炭酸を飲み始める。徐々に昼から炭酸を求めるようになる。睡眠の質が著しく上がる。夜中に起きても、深い眠りに何回か落ちているので、目覚めがいい。
(対策)とにかく、アルコールが毒である、悪であると言った知識を植え付けて、洗脳した。
3週目:
(経過)ジャンクフィードを欲する。甘いものが欲しくなり、その延長でポテチなどのジャンクに手が伸びる。
(対策)自分を責めずに、脱アルコールのプロセスの一種だと、組み込まれたシステムだからしょうがないと考えることで自分を責めることから逃れた。
4週目:
(経過)なんとなしに、肌触りが良くなる。肌の代謝リズムを考えればこの頃あたりから実感できるのか。それと、気のせいか白目が白くなったように思う。朝6時起きが板について、目覚ましなしで5時半ころから起きられる日が何回か続いた。アルコール欲求が高まる。相手の幸せを考えられるようになる。
(対策)ひたすら炭酸を飲む。ノンアル飲料は欲求を悪化させる気がしたので手を出さない。アルコール飲みたいな、と思うタイミングが夕方か夕飯後の時間を持て余している頃であることに気づき、調べ物や読書をして忙しくした。

このトピックに関しては、自分の記録がてら続けて行こうと思っている。
また、おすすめの炭酸飲料や役に立った知識等を紹介していきたい。

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