一歳と十ヶ月のある日
娘とお風呂に入っていた。
手で顔を洗った私をみて、
娘が真似をして、手に持っていたシャワーのお湯を手に溜め、自分の顔を洗った。
「えらいねぇ、お顔洗えたねぇ!」
と称えると、娘は難しい顔をして
また、手の平にお湯を乗せ
今度は私の顔を洗ってくれた。
「わー、ありがとう!お母さんの顔、洗ってくれたんだねぇ。」
とにこにこの私。
娘は再度、私の顔を洗ってくれた。
幼児の手の平は、なんとも言えない良い心地。
にこにこしている私と対照的に、難しい顔をしている娘、ふ、と閃いた顔をした。
手に持っているシャワーを私の顔に向けた。
ばばばばばばば。
突然の顔面お湯に暴れる私をみて
娘は本当に楽しそうに大笑いしていました。
そうだね、そっちのが早く洗えるね。
あー、鼻の中に水が入った。
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