じゃんけん
みなさんはじゃんけんをする時、何と言いながらじゃんけんをしますか。
今回はそんな「じゃんけん」にまつわるお話です。
じゃんけんについて
いつ覚えたのかわかりませんが、小さい頃から当たり前のようにして使ってきたであろう「じゃんけん」ですが、大人になるにつれ、使う場面は減ってきているように思います。
ここ最近私の趣味で韓国のグループの映像を観ていたところ、じゃんけんをしているシーンが頻繁に出てきたのです。
フレーズは「カウィバウィボ」と言っているようで、およそ日本とやり方は一緒です。
そこで
じゃんけんの発祥国ってどこなのだろう?と。
じゃんけんの発祥国
Wikipediaにはこう書かれていました。
日本および東アジアから東南アジアにかけての地域に多く見られる。
日本のじゃんけんの起源には、中国あるいは朝鮮半島から九州に伝来したなど諸説あるが、最も有力な説は、日本に古くからあった三すくみ拳に、17世紀末に東アジアから伝来した「数拳(本拳・球磨拳・箸拳など)」のうち球磨拳の要素が加わった拳遊びから発展して、19世紀末に考案されたとするものである。
引用⇒ じゃんけん
ウィーン大学で日本学を研究する「拳の文化史」の著者である、セップ・リンハルトさんは江戸時代から明治時代にかけての日本で成立した、明治の初期から中期にかけて九州で発明されたとする説を裏付けているそうです。
20世紀に入って日本の海外発展、柔道などの日本武道の世界的普及、日本発のサブカルチャー(漫画、アニメ、コンピューターゲーム等)により急速に世界中に拡がったと記載されていました。
なるほど。ということは、
ほぼ日本発祥という認識でいいのだろうか?
※中国で「猜拳」「画拳」「豁拳」などと呼んでいた遊びがあるそうですが、石・紙・鋏(はさみ)のじゃんけんは日本起源で間違いないとのこと。
実際に、じゃんけんと同じ3つのうちのどれかを出すこの動作は日本との接触が少ない所では普及していないそうです。
参考⇒ じゃんけん
国別のじゃんけん
日本⇒ じゃんけんぽん・グー チョキ パー
中国⇒ 猜拳(ツァィ チュァン)
韓国⇒ 가위바위보(カウィバウィボ)
英語圏⇒ Rock Paper Scissors
そういえば、私が観ている韓国グループの映像では度々チョキを出す際に
人差し指と親指を伸ばしたピストル風のものをチョキとしている人を見ることがあります。
これが日本だと古くは和鋏の形状をイメージした「男チョキ」と呼ばれるもので、九州では今でも使われることがあるとのことですが、関東では普及しなかったそう。
そのせいか別名「田舎チョキ」などと呼ばれることもあるようです。
韓国ではピストル風のチョキが主流だと記載がある記事がいくつかありましたが、私が観た映像では日本と同じピースサインのチョキを使用している人も結構いたのでなんだかよくわからないですね。
(ただし人気韓国グループの多くは日本によく来日しているようなので、後からチョキで行うことを覚えた可能性も)
エピソード
じゃんけんにまつわるエピソードがひとつあります。
私は自宅から少し離れた高校へ進学したのですが、その高校の体育の授業中、初めて「じゃんけんをしよう」ということに。
「さいしょはグー.......!」
「じゃんけん......!」
「いんじゃん......!」
「ブー、サー!」
と全員違う掛け声から始まり、腹筋が崩壊したことがありました。
私は聖徳太子ではないので聞いた言葉も記憶も曖昧ですが、確かひとり「ジョイヤッサー」のような威勢のいい掛け声の人もいたと思います。
それを見兼ねた先生が「私が掛け声をしよう!」と言うので任せたところ、先生もまた違う掛け声で、なかなかじゃんけんができないといったことがありました。
“自宅から少し離れた高校”とはいっても、ゆっくりした速度の電車で10分程度の距離でしたので(これでも私が住む街では遠いor珍しい扱い)
この距離感でここまでじゃんけんの内容は異なるものなのかと、新鮮な気持ちになったことをおぼえています。
普段は引きこもりで人と会う気がありませんが、こういったよくわからないシーンを思い出した時にこそふと、一瞬だけ人と関わりたいと思うことがあるような、ないような気がします。
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