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これが本当の脱出ゲーム
普段何気なく使っている家の中のあれこれが原因で、予想していなかったことが起きたらどうすべきか。
昨年うちの家で起こった出来事をきっかけに、そんなことを考えるようになりました。
しかし、よく考えてみると「そういったことが起こる前に対策をしておけば済む話ではないか?」ということに気付いたので、今回はそのことについて簡単にお話ししたいと思います。
カギ
昨年の年末に家のトイレからカギをガチャガチャさせる音が聞こえてきました。
あまりにも長時間ガチャガチャしているものだから、どうしたのかとトイレの中にいる父親に話を聞きに行くと
「カギが壊れて出られない」とのこと。
カギ本体の内部が劣化していたようで壊れ、父親がトイレの中に閉じ込められてしまったのです。
苦闘
幸いにもうちのトイレは窓があるタイプだったので窓を開け、閉じ込められている父親に工具類を渡して鍵を取り外すことにしました。
ですが、なかなか外せません。
素人なので当たり前かもしれませんが、思っていたよりも複雑な壊れ方をしてしまっていたので、どこをどう回そうという問題ではなく、カギそのものが劣化しているので空回りしてしまいどうしようもない状態でした。
父親はあらゆる方法を駆使して、
最終的にはカギ内部の部品を小さな穴から力任せに引き抜いて脱出しました。
脱出に至るまでに約1時間ほど時間を要しました。
夏が来る
父親がトイレに閉じ込められたのは年末で真冬でした。
ですがこれからやってくるのは夏です。
夏にもしトイレのような個室のカギが壊れたら?
窓も無く助けも呼べない状態だったら?
ひとり暮らしだと尚更危険。
最近、そんなことを家族で話していました。
一般的に今の時代のお風呂場であれば扉がいざという時のために外せる仕様になっていたりしますが、トイレの扉は頑丈で、よほどのことが無ければ外せません。
特にマンションなどの集合住宅であれば尚更、窓がついていない場合がほとんどだと思います。
カギは見落としやすい
毎日何気なく使用している個室のカギ、劣化していませんか?
うちのカギは見た目では古くなっているということが一切わからなかったのですが、内部では相当劣化が進んでいました。
そもそもうちの家は2年前にリフォームをしましたが、その際にトイレの個室内部は新築同様綺麗になったものの、
扉は新調することなくそのままで、カギは交換していなかったのです。
つい汚れが目立つもの、傷みが目立つものといった“パッと見でわかりやすい目につくもの”からどんどん新しいものに替えがちで、カギは最も見落としやすいのではないかと思いました。
どんなものを買い替えるよりも、まず先にカギは取り換えていても損は無いのではないかと思いました。
気になっているもの
個人的に次に気になっているものが電源タップ類ですね。
電源タップとはコンセントを差して使うアレです。
古くなるに連れ、見えにくい部位にホコリが溜まって火災が起こる可能性があると言われているのをメディア等で目にすることがあります。
今回のカギ事件といい、いざという時の話はつい他人事のようにして聞き流しがちでしたが、この機に身近なものほど思い切って買い換えるべきなのかもしれないな、と考えさせられました。
ところで「カギが壊れてトイレに父親が閉じ込められて...」という話を知り合い数名にしたところ、みんな笑っていました。
色々な意味で危ないと思います。
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