見出し画像

言葉の代弁をしてくれていた存在

CDのパッケージに記載されているロゴマークについて、今更知ったことについて今回お話したいと思います。

みなさんのお手持ちのCDパッケージには、こんなマークありませんか。


CDのパッケージに記載されたマーク

みなさんのお手持ちのCDのパッケージを見てみてください。

PARENTAL ADVISORY”と書かれた、白黒のマークはついていませんか?

このようなマークです。(※画像を貼るかわりにリンクを貼っています)

こちらのマークは「ペアレンタル・アドヴァイザリー」と読み、
CDやミュージックビデオに露骨な表現や歌詞が含まれていて、未成年者には相応しくないと認定された音楽作品に、全米レコード協会が添付しているものだそうです。

英語は「親への勧告 露骨な内容」を意味しているそう。

参考⇒ TOWER RECORDS


知らなかった

以前 放送禁止曲 のことについて少し触れたのですが、昔の私は今よりもっと調べるということが身についていませんでした。

パッケージに書かれている言葉をひたすら読むだけ。
こちらの PARENTAL ADVISORY のロゴマークについては、単なる音楽協会関連のロゴマークだと思っていました。

ひとつだけ言い訳をするならば、
手持ちのCDの9割にこのロゴマークがついているので、深く考えることがなかったのです。

「親への勧告 露骨な内容」ということですが、私はこのマークがついたCDを14~15歳あたりから購入して聴いていました。

勧告をするだけで、PlayStationのゲームソフトにあるようなZ指定(18歳以上のみ・学生に売ってはいけない)のような、販売制限まではいかないようです。


具体的な内容について

PARENTAL ADVISORY の具体的な内容についてWikipediaに記載がありました。

ペアレンタル・アドヴァイザリー (Parental Advisory) とは、アメリカ合衆国において、未成年者にふさわしくないと認定された音楽作品に全米レコード協会(RIAA)が添付する勧告である。

具体的には「暴力的な内容」「性的な内容」「麻薬等犯罪に繋がる内容」などが挙げられ、これらの露骨な表現がされている作品はこの適用を受ける。
引用⇒ ペアレンタル・アドバイザリー

のだそう。

1990年に標準化され、1993年には今現在のロゴマークが導入されるようになったとのこと。

アメリカをはじめとする外国では、このラベルが貼られた作品はウォルマートなど特定の小売店では販売されなくなるそうです。


逆に

正直このマークがついていないCDほど、なんだか物足りないと感じていたような気は確かにします。

このロゴマークの意味を知ってしまった以上、今後CDに PARENTAL ADVISORY のマークがついていると“当たり”の可能性も......。

というのも私の場合は、音楽を聴くことで周囲と馴染めない自分への情けなさ、弱さ、その他色々な怒りなどを全て解消していました。
音楽があったから、ほぼ無遅刻無欠席で学校へ通うことができていたのです。

言葉を代弁してくれるのか、
不健康な作品を自分の中に取り込むと、
心身共に健康的になるのです。

そう考えると一切販売禁止にはせず、勧告をするだけで販売してくれていた国や音楽業界、何より楽曲を制作したアーティストにもお礼を言いたいものです。

私が持っているアメリカやフィンランドのメタルバンドのCD、日本のV系バンドのCDにはこのロゴマークがほぼついているということを確認しました。

あとこのマークは関係がない話ではありますが、アメリカ、フィンランド、日本は、これでもまだ歌詞に自由さが感じられていたような気がします。

しかし、これが他の国になるとどうかわかりません。

国によっては、もっと表現方法に制限がかけられているところもあるのではないかと思います。

日本よりもっと作品に自由がない別の国で暮らしていたら、今頃私はどうしていたのかわからないな、とはここ最近よく考えます。


日本語は難しいと言われているだけあって、同じ意味を表わす言葉や似た表現方法が複数あるので、こういった歌詞制作時なんかにも役立ちそうなものです。






次の記事⇒ iPod touch復活


いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集