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生キャラメル

ふと、生キャラメルの存在について思い出したので今回はそのことについてお話したいと思います。

みなさんは食べたり作ったことはありますか。


生キャラメル

約10年ほど前、母が「テレビで北海道の花畑牧場の生キャラメルのレシピが公開されていたから作ってみようと思う」というので、作っている様子を見たことがありました。

花畑牧場の創業者である田中義剛さん自らがレシピをテレビで公開するという、前代未聞の番組だと聞いたはずです。

その生キャラメルをつくったところあまりにも美味しい生キャラメルが出来上がってしまい、ご近所におすそ分けしたところ、おすそ分けしたご家庭でも「あの生キャラメルはもうないのか......」と、中毒症状を起こしているかのように人を狂わせていました。

今思えば恐ろしいキャラメルだなと思いつつも、久しぶりにちょっと作ってみたいなとも思い始めたわけです。


レシピ

本当は紙にレシピをメモしたものがあるはずなのですが、私が保管しているものではないため見つけられなかったので、ネットで調べたレシピをここでご紹介します。

用意するもの
・生クリーム 200cc
・牛乳 150cc
・バター 200g
・グラニュー糖(砂糖) 120g
・はちみつ 100g
・水あめ 10g
・バニラビーンズ 1/5本

作り方
上記の材料を全て鍋に入れて弱火~中火くらいで30分間煮続けます。
すぐに焦げ付いてしまうため、常にゆっくりかき混ぜます。
好みの硬さになったら火を止めて、適度に冷ましたら瓶などに入れて冷蔵庫で冷やして完成です。


手間がかかる

この生キャラメルはとにかく悪魔のような美味しさで、生クリームや牛乳もちょっと濃厚でいいものを使って作るだけでも、素人でもかなりいいものに仕上がります。

しっかり煮詰めてテクスチャが硬めの状態になるところまでいき、カットするとキャンディ状のキャラメルになるのですね。
我が家ではパンに塗るような、柔らかいテクスチャの状態で食べていました。

ただ一見簡単そうに説明したこのレシピ、いざ材料を揃えて作ってみようとなると、いくつかのことに気づかされます。

こんなに砂糖を使うのか......
30分手を止めることなく混ぜ続けるだなんて......」と。

普段からお菓子作りをしている方であれば今更何を言っているのかと思われるかもしれませんが、お菓子作りを滅多にしない私のような素人の場合、あの砂糖+はちみつ+水あめという糖分の量に驚き、しかも30分かき混ぜ続けるという手間に驚いてしまいます。

ところで生キャラメルを最後まで焦がさないよう作るには、本当に手を止めることができません。
止めると焦げ付いて茶色くなってしまうので、ほんのりクリーミーな色合いの生キャラメルをつくりあげるには、とにかく混ぜる。

途中でインターホンが鳴ったら終わりです。

できればインターホンが鳴った時のような場合に交代できるよう、もう一人が横で待機しておいた方がいいかもしれません。

......こんなことを書いていると、作る自信がなくなってきました。
確か一度これで母が焦がしてしまったことがあり、作るのが遠のいてしまったか何かだったと記憶しています。

悪魔のような美味しさは、手間暇かけてつくられている。

人間も同じということでしょうか。






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