フィルムカメラとわたし
自己満足でフィルム写真を撮っている。
特別写真が得意なわけではないし、センスがあるわけでもない。
なんとなく好きだから続けている。
フィルムカメラも、フィルムも、現像も、データ化も、
安くはないのにやめようとは思わない。
スマホのカメラでは得られない特別感とか達成感がフィルム写真にはあると思う。からやめられない。
初めて撮ったフィルムは元彼と行った北海道旅行だった。今思うと何であの時写ルンですを使おうと思ったのか、思い出せない。クソ寒い雪降る北海道の写真は今でも割とおきにいり。
2回目は台湾旅行、元カレにも写ルンですを渡してお互いの写真を撮りたいな、なんて思って。
まあ彼のカメラは現像できなかったんだけどね。
どんなわたしが写ってたのかななんて思うけど、もう捨てられちゃったかな。現像してみたかったな。そんな所もフィルムカメラの魅力かもしれない。
自分で初めて買ったフィルムカメラはPentax。初めて被写体に収めたのは庭のゴーヤ。
わたしのフィルムカメラライフはゴーヤから始まった。何ともダサい。
家族で徳島旅行に行ったり、
いとこと海に行ったり、
地元の公園の花、
実家で見た夕日、
電柱、
割とどうでもいいものも沢山被写体に収めてきた。
その日を大切に、切り取って思い出に残るような写真を撮りたいなあなんて思いながらシャッターを切る。
いや、正直なところそうでありたいという思いの方がデカい。
これまでずっと遊んでくれてた友達も、いとこも、家族も、この先これまで通りに一緒に遊んでくれるとは限らないし、思い出作り。写真は見返すためにあるからね。
自分がときめいた瞬間を収めたいなあ、なんてシャッターを切って、現像した時に一枚でもそれが残ってたらしあわせ。
そんな感じではや3年である。
スマホのカメラ、フィルム風のフィルター、その手軽さもいいけど、
ちょっと背伸びしてフィルムカメラで写真撮ってみてはいかがでしょうか。
楽しいよ。