コンテンツの記事本数と集客数の関係性とは?
▼この記事は、こんな人にオススメです。
- ブランドのサイト、あるいはオウンドメディアをこれから立ち上げる方
- サイトの見直しを検討している人
こんにちは、Pomalog編集部の杉田です☻
今回は、前回記事に引き続きWEBサイト、コンテンツを"設計"の視点からみて、記事本数(ストックコンテンツ)を増やすことの重要性についてお話していきたいと思います!
ストックコンテンツを増やす=集客率UP!
設計の視点からみて、記事本数がなぜ重要なのか、それはタイトルにもあるように、集客数を増やすためです。
一般的に、集客数を増やすためには、記事本数が多い方がよいとされています。それは、SEO対策の観点から同じ商品でも様々な切り口からアピールすることが大切とされているからです。
SEO(=Search Engine Optimization)
検索エンジン最適化のこと。インターネット上で検索した際に、求めていた情報に最適なものが検索上位にヒットするしくみ。
なぜなら、ある商品をGoogleやYahoo等の検索ツールから検索する際のキーワードは人によって異なるためです。
同じ商品を様々な切り口から見ることが大切
例えば、「ブランドAのスプリングコート、¥7,000」という商品があるとしましょう。
それを検索するキーワードには、
「春 コート おすすめ」「スプリングコート 安い」「ブランドA 春服」「安い オフィスコーデ 春コート」
…等、様々なキーワードが予測できます。
つまり、同じ商品を様々な切り口から見るのがSEO対策の視点から大切とされているのは、より多くのキーワードでヒットするためです。
だからこそ、同じ商品を様々な切り口から見た記事が必要、記事本数が重要視されているのですね。記事本数を増やし、様々な検索キーワードでヒットするようなWEBメディアをつくれれば、当然、より多くの人の目に留まりやすくなるため、集客数を増やすのに繋げられるというわけです。
SEO対策に力を入れすぎるのはNG
ここまでの記事を読むと、記事本数を増やす際に、SEO対策だけに意識すればいいのか、と勘違いしてしまいそうなので一言。「SEO対策だけに力を入れるのは間違いです!!」
SEO対策をすることだけに力をいれて、失敗をしてしまったメディアの事例としては、DeNAの「WELQ」騒動が有名です。
DeNAの「WELQ」騒動とは?
▶DeNAが運営する医療系まとめサイトWELQで、「死にたい」と検索すると上位にランクインされるSEO対策をとっていたことが、「倫理的に問題があるのでは?」と話題になり、注目された騒動である。医療という専門性の高い分野を扱っているのにも関わらず、信憑性の低い情報をSEO対策のために大量に発信していたことが問題視された。
この騒動から学ぶSEO対策の注意点とは、SEO対策ばかりに力を入れて目の前のユーザーのことを考えられていないという点です。
SEO対策のことだけを考えて記事を作成していると、情報の内容・信憑性が薄い記事を大量生産してしまいがちですが、きちんと読み手側の立場に立って、"有益な情報を与える記事を作成することが最も大切である"ということを忘れてはいけません。
記事本数が多いだけでは、集客を増やすための方法としてイマイチなのです。
もちろん、記事本数を増やせば、SEO対策の視点から考えてより多くのユーザーの目に留まるようになることは考えられます。しかし、実は、記事をアップした後のフロー、つまりアフターマーケティングが記事への集客数を増やす上でとても重要なのです!
アフターマーケティングをきちんと行おう
*ここでは、アフターマーケティングを「完成・公開された記事を多くのユーザーに認知してもらうためのマーケティング活動全般のこと」と定義したいと思います。
さきほども述べた通り、記事が公開されても、見てくれるユーザーがいなくてはどんなに良い記事を作成していたとしても意味がありません。だからこそ、アフターマーケティングを行い、なるべく多くのユーザーに記事の存在を認知、そして彼らの興味を引くことが大切なのです。
アフターマーケティングの具体的な例としては、メルマガやアプリのプッシュ通知(自社ブランドのアプリがあれば)、InstagramやTwitter等のSNSを通じて、新しい記事が公開されたことをお知らせ・発信する方法が挙げられます。
なかでも、アプリのプッシュ通知やメルマガからの記事への遷移率はかなり高いといわれています。
▽下記のグラフから、プッシュ通知を行っているアプリの起動回数は行っていないものよりはるかに多く、その効果が大きいことが読み取れます。
引用:Localytics
アフターマーケティングは記事本数に比例する
アフターマーケティングは継続的に行われるからこそ、効果を生み出します。なぜなら、アフターマーケティングは記事をユーザーに認知してもらうための活動として行われているためです。
滅多に更新されない記事だと、なかなかユーザーに認知はしてもらえません。定期的に一定本数の記事を更新し、それに伴いアフターマーケティングを行うことで、認知度を高め、記事への集客数を増やすのに繋げることが大切です。
SEO対策×アフターマーケティングで集客
記事本数は、SEO対策のためのみならず、アフターマーケティングにも影響を与えます。ただ記事を大量に生産すれば良いというわけではありませんが、定期的に一定の記事本数をアップすることにより、集客率は高まります。
オウンドメディアを制作する前に、その更新頻度やアフターマーケティングの方法をしっかりと設定することで、集客数を増やしましょう!
まとめ
・記事本数はSEO対策・アフターマーケティングの両方に影響をし、集客率を高めるのに繋がるため、定期的に、一定本数のコンテンツをアップし続ける
・SEO対策ばかりに力を入れず、読み手にとって価値のある記事を作成する
・記事をユーザーに認知させるために、アフターマーケティングを欠かさず行う
ここまで読んでいただきありがとうございました!
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Photo: Getty Images