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パーソナルブランディングのすすめ

個人をブランド化する

突然ですが、皆さんは今どのようなスタイルで働かれていますか?
個の時代と言われていますが、フリーランスやフリーエージェントという言葉が当たり前のように使われ、会社に雇われずに個人で生活している人が圧倒的に増えてきました。2018年度のランサーズの調査によると日本のフリーランスの割合は17%、アメリカでは35%となっています。これからも日本では少しずつ個人事業主やフリーランスが増えていくと思われます。
またSNSでは様々なところで個人が自由な発言を行えるようになり、個人の影響力が大きくなっています。これまでマーケティングとは企業が行うものであり、個人には関係がないものでしたが、現在では組織に属している・属していないに関わらず、個人の影響力は少なからず見られています。現代ではいかに個人の価値を高め、最大限伝えていくか、個人のブランド化が大切だと言われています。

「Marketing Yourself」の時代に

近年Marketing Yourselfという言葉が注目を集めています。自分自身をマーケティングしようという意味で、パーソナルブランディングを行う上で大切な考え方です。例えばYouTubeやインスタグラムなどのSNSでは、これまでの経歴や学歴とは一切関係なく、多くのフォロワーを獲得しているYouTuberやインスタグラマーが存在しています。彼らは単に写真や動画をアップロードしているわけではなく、何らかの方向性やテーマを持って自分自身をブランディングしていることが分かります。個人がゼロから影響力を増やすための強力な武器となるのが、マーケティングでありパーソナルブランディングとなるのです。

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「パーソナルブランディング」とは

それでは、「パーソナルブランディング」とはどんなことを指すのでしょうか? 一般的に「ブランド」という言葉は、ファッション業界の高級品メーカーのを指す場合が多いかと思います。一方、「パーソナルブランディング」というのは、一個人に対して使う言葉です。つまり「パーソナルブランディング」とは、一個人を他の個人と比べたときに、何か特別に秀でた魅力や強みを持たせ、他の個人と圧倒的に差別化された存在である状態を作り上げる手法のことをいいます。この手法は、個人事業主やフリーランスの場合はもちろん、一会社員であっても使えるものです。つまり、一会社員であっても、その他大勢の中から抜け出す自分だけの特化した強みを磨けば、選ばれる存在になることができるのです。

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パーソナルブランディングに必要な要素とは

最後にSNSをはじめとするパーソナルブランディングをどのよう行っていくのか、そのポイントをご紹介したいと思います。

1、USPを知り、キャラクターを作る

USPとは「Unique Selling Point」の略とされるマーケティング用語で、「自己の強み」「自分の売り」と訳されます。より掘り下げて考えると「他者にはない唯一無二の」自己の強みや自分の売りのことです。例えば、単に「英語ができる」人材というのは山ほどいますが、「英語が話せて、海外映画とグルメにとても詳しい」方は他社との差別化ができます。このように掛け算で自身の強みを表現するのは有効な方法です。そして独自性を持つためには「キャラ」を持っていた方が、認知や愛着が湧きやすい傾向にあります。企業キャラクターやご当地キャラのキャラ作りが参考になります。

2、わかりやすい言葉で語る

ターゲットオーディエンスにもよりますが、専門用語ばかりを語るのは、専門家にばかり好かれ、一般の方が寄ってこなくなってしまうことがあります。難しい表現が目や耳に飛び込んでしまうと、「私には関係ない」という心理的な作用が働き、信頼関係が築きにくくなってしまうようです。YouTubeを視聴している層として無視できないのが小学生ですが、YouTuberのHIKAKINさんやはじめしゃちょーさんが小学生に人気なのは、難しい言葉を使わず、誰にでもわかりやすい言葉で話しかけているのが良い事例です。

3、継続的に発信し続ける

アメリカの心理学者ロバート・ザイアンスは、「はじめのうちは興味がなかったり、苦手だったりしても、何度も見たり聞いたりして繰り返し接触することで好感度や印象が高まる」とする論文を発表しました。露出が多いほど単純接触効果が起きるので、広告やCMもこの効果を狙って露出を増やします。SNSでは、1つのメディアに縛られず、ブログも含めてさまざまなプラットフォームで多く発信をすることが重要だと言えそうです。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。企業のマーケティング活動と同じで、個人のマーケティングも一朝一夕には成り立ちません。しかし正しい戦略を持って継続的に続けることで、独自性が高まり認知にも繋がるはずです。多くの情報が溢れかえっている時代、情報の受け手になりやすいですが、自分からも積極的にアウトプットを行い自身のブランドを作り上げて行きたいですね!

書き手:Pomalo株式会社 五嶋一貴

画像: Getty Images

Pomalo株式会社 公式HP

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