【GW備忘録】最終日 初のMX4D体験で連休を締めた
非日常が終わり、そしてまた日常が始まる。
とうとう長期休暇が終わってしまう時がきた。
連休が終わるという運命を受け入れる準備はできている。連休最終日は、流れに身を任せて家でゆっくり過ごそう…と決意した。
「ハロウィンの花嫁」をMX4Dで観る
はれ?????気づいたら、3回目の「ハロウィンの花嫁」を観ようと、映画チケットを購入していた。
やはり私は、休日を余すところなく楽しもうとする生粋の遊び王だった。
思い返せば、この連休は名探偵コナンに関することで楽しんだ毎日だった。だからこそ最終日も名探偵コナンを味わうことで、私の連休は有終の美を飾ることができ、永遠の記憶となるのだ。
最初から最後まで私は何を言っていますか?
ということで、10連休最終日は、人生初の「同一映画3回目鑑賞」と人生初の「MX4D」を楽しむことにした。
ここで、「MX4D」ってなに?という疑問を解消しておこうと思う。
MX4Dとは
シーンに合わせてシートが前後左右・上下に動いたり、風・ミスト・香り・ストロボ・煙や振動などの五感で映画を楽しめる、特殊効果が連動した“体感型“の映画鑑賞スタイルのことである。
要するに、映画の中で起きていることを実際に感じることができる、というものだ。
へ〜〜〜〜(観た後知った)。
ちなみに、この特殊効果を使った映画鑑賞スタイル、他にも種類がたくさんある。
IMAXだとかTCXだとか…。正直「なんそれ???」状態である。
それらがどう違うのかは全然分からないので、いつかちゃんと調べて、観たい作品に合った特殊効果で映画を楽しみたいですね。これ願望ということで。
映画館でトイレした
見出しにするほどのことか?!?
…ということを見出しにするのがオッパンカンナムスタイル。言いたかっただけである。ちなみにオッパでもカンナムでもない。
人生で初めて、不意打ちで尻に水がぶっ刺さった。
お分かりのとおり、気を抜いていた時に突然、ウォシュレットが尻に直撃してきたのである。そんな経験あるか?ないよ。
斜めがけの鞄をつけたまま便座に座っていたのだが、ティッシュを取ろうと体を捻った瞬間、鞄がウォシュレットのボタンを押下してしまったようなのだ。
私の体感としては、ティッシュを取ろうと脳が認識した瞬間に、身体…しかも敏感な部分に強刺激を浴びせられたのだ。
流石に参った。
多分私がスーパーサイヤ人でも敵わん。不意打ちのウォシュレットには。ヒュージョンしてギリ勝つくらい。
ウォシュレットからの攻撃を受けた瞬間の私
「ホアぇ?!?!?!?!!?」
「なになになになに????」
「これなに?????」
「この感覚なんやっけ???!?」
「水????はぇ??????と、止止止止……」
多分そこそこ普通の声で喋ったしその後普通に笑ってしまった。
あの瞬間、私には恥などなかった。
【検証結果】人は混乱すると、脇目も振らず喋ってしまう。
普段ウォシュレット使わない不意打ち尻爆弾を浴びた俺、歩きながらも尻への違和感を拭いきれなかった。
そして動揺していたのか、スクリーン9なのにスクリーン6に向かい、スタッフさんに「あ、これ9です><」と言われてしまった。さらに「あっ、すみません…6に見えてしまいまして…」と言い訳までしてしまった。こういう言い訳するのってご年配の方が多くないですか?めちゃくちゃ偏見です。
人生何が起きるか分からないものですね。
初のMX4Dを体感してみて
劇場の作りから、初めて尽くしだった。
まず座席から違う。厚みがあり、自分で席を出す必要もなく最初から座席が用意されている。席に座るだけでテンションがあがった。
一つ愚痴を失礼します。4席で一つのグループっぽいので、周囲の観客の民度によっては集中しにくい状況になってしまうことが残念である。
隣の隣に座ったチャン兄奴が落ち着きないわうるさいわで、チカラがあればこいつらをどう処罰しようかと殺意湧くくらい鬱陶しかった。
左隣りのキッズでさえ静かに観てんのに、成人済(と思われる)の大人が黙れねぇとか正気か?容赦なく中指立てんぞ。
そんなイラつきを抑えながらもMX4Dを楽しんだ。
特殊効果についての印象はこうだ。
①音声⇨普通とあまり変わらない
②揺れ⇨最初戸惑うが、酔うほどではない
③風力⇨瞬間最大風速100m/s❓❓❓❓❓
①音声
1シーンだけ、通常の鑑賞方法より聴こえやすかったかも?と思ったのですが、その他はそこまで反響してる感覚はなかったですね…。イメージとは異なってるだけで、全体的に声に圧が出てるとかかもしれないです。
②揺れ
最初は結構戸惑った。そこも揺れるんだってくらい、なんてことないシーンもリアルに味わえる。7割くらいは揺れてたんじゃないかな?それは言い過ぎかもしれないが、慣れたら揺れが当たり前に感じられるくらい、酔いはなかったですね。
でも酔いやすい方は、最初のうちは戸惑いで危ないかもしれない。私は最初“揺れが凄いんじゃないか”という思い込みで酔ってた。雰囲気に酔いやすいタイプなので。
ていうかアタイの場合、不意打ちウォシュレット事件で尻に違和感を感じてるままMX4Dを体感しているので、尻に対する不安要素が人の5倍あった。その分、最初の数分は尻への違和感で酔いを感じていましたね。どんな“体感型”映画なんだよ。
③風力
いやいや、ハリケーンですか???
思わず笑ってしまうほどの猛烈な風が定期的に私を襲ってきた。
コナソはプライベートアイかもしれんが、フォレはコンタクトアイぞ?!?と脳内でつっこんでたら映画の記憶ほぼ消えましたね。
MX4Dで鑑賞するの3回目で良かったなと思いました。
ドライアイだから風が来るたびにお目目をギュッとつむってしまう。風が来る=印象的なシーンなのに目を瞑ってしまうの勿体無すぎて、度々マスクの中で笑ってた。
きっと次のシーン来るぞ…!と待ち構えても、風の強さに毎回負けてしまい、
「ぬ」
「うおっ」
「おひゃ」
「ウッ」
と度々小さめの声を上げてしまった。
左隣りのキッズでさえ静かに観てんのに、成人済のフォレは……(大ブーメラン)。
びっくりしがちの体質の方は、心していくのがいいかもですね。
あとシーンに合わせたストロボ(光)も印象的だった。ライトが一つずつついていくシーンがあるのだが、それに合わせて同じ色でストロボが起きるのはテンポが良くて気持ちよかった。
同じ映画を3回観ること
初めて同じ映画を3回観た。
1回目
何も情報を入れずに、物語を追った。
2回目
映画ノベライズを読んで、キャラの心情を追った。
3回目
映画パンフレットなどを読んで、作り手のこだわりや背景を追った。
同じ映画を観ているのに、視点は様々で。観るたびに新しい発見があったり、解釈が深まったり、自分の感情が揺れるシーンが増えたり。
昔の自分だと“あり得ない“と思うことも、好きなモノやヒトが増えることで“当たり前“になっていく。そんな人生の機微を味わえるのも、生きているからこそ。
過去の自分を塗り替えていくことは生きる醍醐味の一つである。
成長するにつれ、“初めて“が味わえなくなっていく中で、こんなにも素敵で面白い“初体験”を味わえるだなんて。私にはあとどれくらい未知の体験が待っているんだろうと、オトナ心にワクワクしてしまう。
何よりもまずは、「ハロウィンの花嫁」という手放しで称賛できる作品を作ってくれた制作チームを集結させたトムスに感謝だ。
連休の最後の最後に、なんだか感慨深い経験ができるとは。そんな備忘録を残せるとは。何も予定がない10連休も、自分にとって有意義な毎日となった。
有終完美、有言実行できたのではないだろうか。
明日からはまた就労というそこそこ程度のやりがいある日常が舞い戻ってくるわけだが、また長期連休が来た暁には、ちょっと意味のある、そんな休日を送りたい。
最後に。
明日起きたら2022年4月29日にタイムリープしてますように。