死刑囚表現展2024



植松死刑囚の作品が見たくて死刑囚表現展に行った。
障害者施設やまゆり園の事件は色々と考えさせられることが多かった。
高齢者施設では家族が看取りを選ぶことも多いけれど、ボーダーラインが難しい。
植松容疑者は死んだ方が幸せだと思った人を選んで犯行に及んでいた。

そんな植松容疑者の作品は世の中の色々なことに及んでいて、自分のやったことへの後悔は見えなかった。
他の死刑囚は後悔や苦しみなどが見られたけれど、唯一見ていられなかったというより、途中で目を背けてしまったのが山田浩二死刑囚の作品。
寝屋川で自分の欲望から子供を2人殺した事件。まだ死刑になってなかったんだという嫌悪感。
こういう事件があると死刑反対とは言えない。
むしろ以前同じような事件を何度もおかしているのになんで野放しにしたのかと思う。
色々な理由もあるだろうけれど、生理的に受け付けない事件は動機が共通する。

見ず知らずの小3の男児をマンションから投げ落とした男の動機が「営業成績が落ちて給料が下がり、悩んでいたため、体調を崩した」から弱い人を選んで殺したかった。
娘に新しい服を買ってあげたかったから娘の同級生を誘拐して身代金を取ろうとして失敗したから殺したとか、被害にあった人や家族はたまらないと思う。
闇バイトで知らない人を平気で殺すってどういう心境だろう。犯人のその後はわからないけれど、こういう犯人は被害者の家族を思うと極刑になっていればいいと思う。
紀州のドンファン事件とか、交際相手を次々殺した事件の犯人とは違うと思う。

宅間、加藤は死刑になったけど、山田浩二はなんで死刑になっていないのだろう。毎年、開催される死刑囚表現展。
2度と行かないと思う。

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