高レベル放射性廃棄物の商業利用法(3)


高レベル放射性廃棄物の商業利用法 概念図

超長期に発熱する高レベル放射性廃棄物の入った
ガラス固化体(キャニスター)を、青い海で、
生物がほとんどいない海の砂漠で、経済活動していない海域で、
そこの海底に設置したと仮定する。

すると2℃の深層水は、ガラス固化体の発熱で加熱され比重が軽くなる。
軽くなって海面付近に上昇し、海面付近の水と混じり合う。

その結果、深層水に含まれる栄養塩類と海水と太陽光が揃う。
そして植物プランクトンが大発生し、食物連鎖が起きて
海の砂漠が漁場になる。

その漁場で海藻(ホンダワラ等)や魚類などを養殖できる。
海藻からバイオエタノールを製造できる。
さらに海藻は食料や飼料、肥料に使える。
魚類は言うまでもなく食料資源だ。

高レベル放射性廃棄物(ガラス固化体)の発熱期間は数百年~数千年だ。
もしかすると数万年もありうる。無限時間の右肩下がりの指数関数だ。

高レベル放射性廃棄物の熱で数百年~数千年~数万年にわたって、
海の砂漠を漁場に変えて、 水産資源開発して、経済活動=商売ができる。

高レベル放射性廃棄物は使い道のない厄介なゴミじゃない。
超長期間にわたって、安定的に発熱する貴重な熱資源だ。

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