2017 埼玉県立大学 一般入試 小論文 模範解答
埼玉県立大学 一般入試 小論文 過去問演習6年分パック講座
オープンチャット「大学入試 小論文 対策相談室」
Ⅰ
問題1
衛生的に検査可能であり、医師として威厳を保ちながら女性患者にも慎みある態度で診断を可能にする聴診器は、医師にとって必要不可欠な道具となり、デザインや技術面も進歩し胸部以外にも使用法が発見されたため。(99字)
問題2
医療の進歩とは、患者の心理的感覚的な負担を低減するような患者への配慮を伴った医療分野における技術革新だと考える。課題文でも、女性患者の胸部検査においてエチケットに反しない態度を医師がとれる革新的な診断の道具として聴診器が取り上げられていた。
このように患者の心理的感覚的な負担を減らせる道具だからこそ聴診器は世界に普及したと考える。
このような医療技術の改善は日々進められている。その一例がレーザー治療やガンマナイフ治療である。これらの治療法は、体を大きく切開することなく手術が可能である。こうした低侵襲な手術技法によって、患者の身体的な負担を軽減し、退院後の生活の質(QOL)の向上や入院期間の大幅な削減、そして医療コストの削減が可能になった。このように、患者の負担軽減を図り、医療技術を改善していく取り組みこそが、真の医療の進歩であると考える。(368字)
Ⅱ.
問題1. 3、4
問題2
①早寝早起きをして十分な睡眠時間を確保する
②Cの影響からAを習慣とする者が増える。またCの影響で授業を眠らずに受けた結果、Bの数が増える。このようにCという交絡因子がAとBに影響を与え、両者の数が増えることでAB間に因果関係があると錯覚するため。(100字)