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2023年度 愛知医科大学 医学部医学科 学校推薦型選抜 小論文 模範解答


問1
1)


2)
他者の話を聞くというコミュニケーションの場において、無機物であるアンドロイドの瞬きに対してさえも人間は瞬きをして反応し、アンドロイドの振舞いに対する同期性を示すという実験結果が得られた。したがって、人間は他者とのコミュニケーションにおいて瞬きや手を握るといった非言語的コミュニケーションに反応する受容的態度を備えており、他者の見た目や表情など言語以外の情報を認識し、自己の応答を示すといえる。(196字)

問題2
受験生A
受験生Aの気をつけるべき点は三点ある。第一に、運動不足になり体調に影響を与えないようにすることが挙げられる。というのも、高校時代とは異なり、大学では運動部などのクラブ活動をしなければ運動不足になる恐れがあるからだ。第二に、勉強のみを中心とする生活が負担とならないようにすることである。なぜなら、毎日の科目の予習、復習を行う必要があるため、高校時代以上に勉強の時間を要するからだ。第三に、学業に加えて家事労働を行う時間を確保することによって、睡眠時間などを圧迫しないようにする点である。なぜなら、Aが一人暮らしをするならば、生活の維持のために家事労働を自分で行う必要があるからだ。(289字)

受験生B
受験生Bが気をつけるべき点は二点ある。第一に、文化部での活動と学業とのバランスを取ることである。というのも、Bが現役で合格できなかったのは、高校時代から文化部の活動に没頭し、学業と文化部の活動とのバランスを欠いたことが考えられるからである。第二に、浪人時代とは異なり、友人を作ったり、リラックスできる時間を設けたりするなどして学業と生活のバランスを取ることに注意するべきである。なぜなら、すでに3年間の浪人生活のすべてを勉強に費やしてきたうえに、さらに入学後も大学での学業を浪人時代と同様の水準で継続して行うことは、受験生Bにとって過重な働きとなり、体調に加えて精神的な影響を与えかねないからである。(300字)


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