被災地の復興への光を照らす〜「かわまちてらす閖上」 に癒される〜
名取川沿いの土手で、幸せの象徴の四つ葉のクローバーを発見した。令和早々先行き良さそうだ。
まるであの時が嘘のような、穏やかなゆったりとした水面を見つめた。
8年前の東日本震災発生時、東京の職場のTVで見た光景。宮城県の南部にある名取川から黒い水がものすごいスピードで仙台平野に広がっていたあの様子は今でも忘れない。
そんな名取川堤防沿いに、4月25日に素敵な商業複合施設がオープンしていた。
「かわまちてらす閖上」だ。
閖上は、仙台空港がある宮城県南部の名取市の沿岸部エリアだ。名取市内で900名以上の犠牲者のうち、閖上は在宅住民の5人に1人が犠牲になったと言われている。ドライブしていると、8年たった今でも、沿岸エリアはまだ殺伐とした風景が広がる。
直接の地元ではなかったが、私の生まれ育った場所も宮城県南部だったこともあり、この辺りは最寄りの大きな街だ。震災前は、ドライブや海鮮を食べたり、仕入れにいくなど、馴染みのある場所だった。
東京にいると、三陸エリアの商業施設の復興と対照的に、宮城県南部は基本インフラなどの復興以外に、商業復興の様子が目立って聞こえてこなかった。
そんな中の待望のオープンということで、家族と行ってみることに。
若い世代や家族連れを想定したおしゃれな憩いの場所になっている。震災前に閖上にあったお店も出店しており、ここで再出発している。
時間が経てば、募金や寄付、助成金も少なくなり、日常に戻っていく。結局は、持続可能な復興を模索していかないといけない。
当事者ではない私たちは何ができるかといえば、消費者として、被災地の商業復興に貢献するために、観光を通じて被災地にお金を落としていくことも1つの方法ではないだろうか。
期待の新しい癒しスポットとして、オススメポイントを紹介してみたい。
▶️素敵なリバーサイドの景色と癒しの時間
ゆったりとした名取川の河口と仙台湾が見渡せて、都会にはない開放感。
ゆっくり川沿いを散歩するだけで、癒される。
GWで混んではいたが、おもいおもいの過ごし方をしていた。
テイクアウトできるお店もあり、しばし土手でぽけーっとするのもありかもしれない。
宴会してるおじちゃん、おばちゃんたちもいた……笑
▶️ 美味しい地産地消
閖上産の生しらす、赤貝が食べられる 漁亭 浜や。行列ができていた。
水産加工品エリアでは、地元閖上産ではないが、南三陸の志津川から直送のウロコ水産で、殻つきホタテ6個で1000円。ほやも5個で1000円で、茹でた貝も500円で買える。
スーパーと違う、お店の人と交流しながら、買い物する温かさもいい。
家に帰って、新鮮なほやと帆立のバター醤油焼きで頂いた。自分でさばくと美味しさはひとしお。
東京じゃ絶対に無理な新鮮さと安さだ。
▶️令和の記念笹かま
今だけ200食限定。自分で焼いて、食べれるの楽しかった。うまく焼くの難しい。
閖上は笹かまが有名。ささ圭さんの復興の記事発見。
https://www.fukkomiyagi.jp/report/「このままでは終われない」未来を見据えて挑戦/
▶️お洒落なカフェで一休み
リバーサイドの景色を楽しめるカフェがいくつかあり、川沿いの散歩の合間にコーヒーとスィーツで一休みできる。
今回はカフェ浜ちどりに。アットホームな雰囲気でした。
他にも気になるお店がたくさんあったので、また次の帰省の機会に訪れてみたい。
新しい癒しスポットとして、閖上の商業復興の希望の光になりますように。
仙台空港エリアからも近くなので、宮城にお越しの際はぜひ立ち寄ってください!
かわまちてらす閖上|宮城県名取市
アクセス:
車で行くのが便利ですが、車以外の方は、仙台空港アクセス線の名取駅からタクシーが早いかもしれません。
https://kawamachi-terasu.jp/access/
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