嵐に学ぶ「Reborn」|Polaris10周年に向けて
市川望美です。
8月20日は、Polarisが運営するコワーキングスペースcococi(ココチ)の誕生日。場がオープンした記念日です。2011年8月20日から丸9年が経ち、10年目に突入しました。
毎年「周年記念」を企画してきたのですが、今年はコロナで色々読めないということもあって、「ここで無理にバーンと発表せずとも、1年かけてじっくり10年を迎える準備していこっか」という穏やかな感じとなり、密に気を付けながら、素敵な場で役員5人静かにお祝いをしました。
10年後生存率、1割。
『1年で4割が廃業、10年後まで生き残るのはたった1割』というようなことを言われたりする中で、「10年」をどう迎えられるか。
「10年ひと昔」というし、ソーシャルセクターが描く創業時のアウトカム(目指すべきゴール、ありたい姿)はだいたい10年後を想定。
創業時に描いたビジョンはどの程度具現化できたのか?Polarisはどんな役割を果たし、どんな価値を提供できているのか?大胆に見直すことも含め、「10年」を迎えるために私たちはどうあるべきか。「10年につながる9年目の大切さ」はずっと意識できていたのではないかと思う。
結果的に、今年はただ仲間楽しい時間を共に過ごすことになったけれど、こんな周年は初めて。今この時代、「共にいる」ことの意味や価値が高いですよね。同じ空間で、みんなそろってご飯を食べられるってとっても贅沢な時間!
そして、私は『note担当』として「10年」に絡めた何らかの記事を書いていくことになっていて、どんなテーマにしようかなあ・・・と思ったときに思いついたのが、大好きな「嵐」の「Reborn」でした。
21年目の「Reborn」、21年目の「新人」
嵐 (オフィシャルサイトへリンク)
「嵐」についての詳細は割愛し、所属レーベルの公式サイトへのリンクに変えさせていただきますが、念のために概要だけお伝えすると、1999年デビュー。大野智、櫻井翔、相葉雅紀、二宮和也、松本潤の5名で構成されるジャニーズ事務所所属の「国民的アイドル」です。(ちなみに私は「強火の青担=大野智推し」ですが、「オール担=メンバー全員好き」でもありますww)
そんな嵐が、デビュー20周年の「アニバーサリーイヤー」となる、2019年1月、何の前触れもなく「2020年末をもってグループとしての活動休止」を発表し、ファンだけでなく、日本中に激震が走りました。(私は数日ワイドショーとか見られなかったです・・・)
情報が出た数時間後に記者会見を開き、いつもとかわらない空気感をまとい、時に笑顔を見せながらそれぞれの思いを語り、(記者会見はどこまでも彼ららしく、私も彼らの言葉でやっと受け止めることができました。Netflixではあの日の裏側も観られます。)
『これから2年近くかけて感謝の思いを伝えていく』『これは我々の誠意』と話し、その言葉通りにアニバーサリーイヤーを駆け抜けました。
いやあすごいなあ・・。でも、20周年のお祝いを終えた後は何をやるのかなあ・・・新番組とか、新曲はもう出ないのかな・・そんな風にあれこれ気をもんでいた私たちファンですが、21年目はまさかの「Reborn」でした。
21年目は怒涛の攻め!新しいこと満載!
21年目に突入する2019年11月3日に記者会見を開き、今まで絶対に手を出してこなかったSNSを解禁。ツイッター、フェイスブック、インスタグラム、TikTok、ウェイボーの5つの公式SNSを同時に開設!
そしてプライベートジェットでアジア4都市弾丸プロモーション「JET STROM」。一気に「世界」に飛び出していった・・・
さらに、デビュー曲であり、名刺代わりともいえる「A・RA・SHI」を「A-RA-SHI : Reborn」としてリプロダクション!しかも、デジタルシングル・・・!(曲名の中黒(・)からハイフン(-)に変えたのも世界対応らしい)
今までは、「円盤」(CD)を複数形態リリースしていたのに、急に配信ですか・・・!その後も続々とRebornシリーズのリリースや、世界的プロデューサーによる新曲のリリース、初海外でのMV撮影、Netflixでのドキュメンタリー配信開始。自粛生活の楽しみのためにライブ映像の公開、絵本読み聞かせ集団としてのyoutubeでの活動・・・ほんと、新しいこと沢山で、追いかけるので精いっぱい。
刷新、そして新しい周回へ。
私はRebornシリーズも、SNSも、Netflixも、その他もろもろ新しい取り組みを歓迎しているほうですが、ただただ新しいツールになじまない人もいたり(幅広い年代に愛されているのでね)、「昔から支えてきた私たちよりも、新規さんですか、海外ですか、もう私たちの気持ちは無視ですね」とやさぐれたり、ファン同士も対立したりもあったのですが、私はやっぱり「嵐をリボーンする」ということにしびれた。
今までやってきたことをある意味否定して、刷新していくということは本当に大変だからだ。組織も同じ。
確かに私だって、活動休止まであと1年・・・それまでの時間、今まで支えてきたファンとしっぽり蜜月で終わってもいいじゃん、と思ったりもした。でも彼らはそんな所に収まる人たちではなかった。
活動休止会見で、「世界中に嵐を巻き起こす」(デビュー会見で相葉ちゃんが言った)ことはまだ実現できていないと言っていたし、またみんなの方向がそろったら世界中に嵐を巻き起こしちゃう?なんて言って、「休止後」の可能性を示す意味で言ったと思っていたのに、まさかの休止前に世界向く?? ラストイヤーにこんなかじ取りをしてくるとは・・・。(ラストと言っても解散じゃないからあくまでもいったんの区切りで、終わりではないけど!)
そして、20周年に出したベストアルバムは2019年世界で最も売れたアルバムとしてギネス認定もされ、ほんとに世界中に嵐を巻き起こしている。
松潤は「20周年がピークだったよねと言われたくない」と言っていた。そして、海外のMV撮影で「新人ですから」とも言った。
活動休止ののちに再開することになって、そこで「Reborn」とか「僕ら新人ですから」というならばわかる。でも、彼らは、活動休止に入る前、最後の最後で「Reborn」し、「新人」となった。この21年目で新たな周回に入るって、どういうことなんだろうか。
確かに、5人は言っていた。「最後まで走りぬく」「最後まで楽しんでいく」と。翔ちゃんもコンサートで言っていた、まだ見ぬ世界を見せたいと。
活動期間が限られているからできるチャレンジがあるとも言っていた。「嵐」としての実験は、活動休止中の新しい可能性とか、再開につながる(それ前提ではなくゆっくり休んでもらいたいとも思うけど・・・)何かの模索になるかもだし、後輩たちへシェアできる何かになるのかもしてない。
まだまだ終わりじゃないよ、俺らまだまだ挑戦するし、成長もするよ、もっともっと一緒に楽しむよ、ということを全身全霊で伝えてくる。次々に、新しい取り組みを「ただ、出してくる」。そこから私たちファンは、想像力を働かせ、何かを感じ取り、彼らの気持ちを受け取ろうとする。
彼らが見ている方向、世界、共有したいこと。その答え合わせは、この先のどこかで見えてくるんだろうな。今はただ、彼らについていくしかない。
PolarisもRebornするために。
と、私が「あの嵐だってReborn!なんとデビュー曲を、リプロダクションしちゃうんだよ!!21年目に!」などと言っていたので、PolarisもRebornだ!と、「Reborn計画」をブラッシュアップしています。
私たちPolarisが、どこを向き、誰と、何をするのか。10周年を迎える時まで1年かけて、色々「リプロダクション」したり「リリース」したりしていきます。私たちが小出しにするあれこれの中から、「Polarisさんってこっち向いてんのかな?」「次はこれやろうとしているのかな?」なあんて妄想したり想像してもらえたらありがたいです。
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