自分らしい装いをつくる近道
こんにちは。自由七科のちひろです。今日は私の装いのお話から。
とにかく服がない
正確に言うと、子どもと公園に行く服しかないのです。汚れてもよくて、冬なら防寒のことしか考えていない服。長女の出産と同時にアメリカに渡ることになったのをきっかけに断捨離。アメリカに行ってみるとあまりに日本とファッション事情が違うので、買い物欲がほぼ消えました。帰国してからも、次女の出産だコロナだで完全にファッションから遠のく日々。
初めに「服がない」と焦ったのは2年前、同じ市に住む仲間と企画した市民講座の開催日。その辺りから「お母さん」以外の顔を取り戻し、再び個として社会と繋がるようになりました。そしてようやく今年から定期収入と呼べるものができて、春先に10年ぶりぐらいにスプリングコートを購入。自分へのご褒美でもありました。
装いは自分をエンパワメントしてくれる
その後、季節が変わるごとに少しずつ服を買い足しています。それは母としてではなく、自分らしくあるための服。店員さんと話すときも、母ではなく、個として話します。それは当然のことだけど、子育てに没入し母という役割から離れられなかった時期は、自分が何を着たいかなんて考えることもできませんでした。今は服が一枚増えるたびに、自分がより外へ開かれていくような気がします。今の私にとって装いは、自分の背中を押してくれるような存在です。
失敗しないでクローゼットをつくりたい
ところで、服を買うのは楽しいのですが、あまりにも服を買っていなかったせいで何から揃えたらいいのかわからないというのも本音です。子なしの頃と違い予算も限られる今、失敗はしたくない。かといって無難に揃える気分でもありません。
自由七科でスタイリング講座開講!
そんな風に思っていたところ、なんと自由七科でも装いの講座をやることに!講師はパーソナルスタイリングサービスを展開するリワードローブの川村梨沙さんと南部彩子さん。
梨沙さんはテレビや雑誌で活躍しているスタイリスト。報道からバラエティまで、老若男女問わずスタイリングを手掛けられてきた方です。一方の彩子さんはITや介護、NPOなど幅広い分野で、職種も営業、経営企画などいろんなことを経験されてきた方。仕事でファッションに関わるのは初めてとのこと。元々おしゃれが得意という訳でもなく、「買っても買っても着る服がない」とか、「自分はセンスないのでは」と人並みに悩んできたそう。リワードローブではディレクターという役割を担い、講座ではファシリテーションを担当します。
自分らしい装いをイメージする
梨沙さんは一般の人にスタイリングサービスを始めようとしたとき、多くの人が装いでつくりたい自分のイメージを話せないことに気づいたそうです。芸能人やモデルの場合は、こう見せたいというイメージがはっきりとあって、それに合わせてスタイリングをしていきます。でも普通私たちが服を買うときは、つくりたいイメージというよりも流行や、似合うかどうかを気にすることが多いのでは。スタイリングをつくるアプローチがそもそも違うんですね。
でも、つくりたいイメージを言語化するのは確かに難しい。そこで彩子さんの出番です。彩子さんは、心の奥に持っている思いを引き出してくれる人。“なんとなく”を逃さない。「“なんとなく”このスタイルが好き。」と言えば、「それはなぜ?」と突っ込み、「明るい人に見せたい。」と話せば、「明るいってどういうこと?」と突っ込みが入るなど、自分でも気づいていなかったポイントを突いてくれます。つくりたいイメージや好みが明らかになれば、そのために何が必要かわかります。そこで今度は梨沙さんの出番。講座では、使いやすいクローゼットをつくるための基礎知識から、着こなしのコツなどをその理由から詳しくお伝えしていきます。
自分で問いを立てて、自分自身でクローゼットをつくる
どんなことでも問いの立て方が肝心。それは装いにおいても同じです。分からないことが分からないままでは、前に進めない。いい問いはいい答えを導いてくれます。この講座の魅力は、自分の装いについて、自分らしい正解にたどり着くための問いの立て方を学べるところ。そしてそれを実現するための知識と考え方が学べることです。すっきり気持ちいいクローゼットが出来上がるまでに時間はかかるかもしれないけど、一時の正解を与えられるより、失敗の少なくて楽しい近道だと思うのです。
おまけ
tiktokでは、彩子さんの服の悩みにこたえる解説動画が大人気。リアルな悩みと面白いながら「なるほど!」となる梨沙さんのトークにハマります。
スタイリング講座詳細・お申込み
全5回。すべてオンライン
【日時】
12月3日・12月10日・12月17日・1月14日・1月21日
すべて土曜日 10:00~12:00
詳細、お申し込みは下記からお願いします。