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北極星のおはなし。

Polaris=北極星

はじめまして、非営利型株式会社Polarisファウンダーの市川望美です。

私たちの会社名はPolaris(ポラリス)といいますが、
これは「北極星」のこと。

北極星は「動かない星」として有名で、
季節・時間を問わず、いつでも同じ場所に
見つけることができるので、
古来より旅人を導く星として認識されていました。

Polarisの事業を通して手渡したいものの一つは、
自分の人生の指針のようなものを見つけること。

何をするかとか、どこにいるかとか、誰といるかより、
どんな環境にいても、何をしていても、
いつでも自分らしく、心地よく暮らすためには、
自分の軸に根差した大切なものを感じ取り、
大切にする力が必要になる。

この、北極星みたいな「何か」を持つことができたら、
人生迷った時の道しるべとなる。

絶対に迷わないという事を目標にしたり、
確実なルートを探すのではなく、
迷った時に立ち返るために、
北極星のような立ち返るモノを見つけよう。

そんな想いを込めて、北極星を会社の名前に選びました。

迷わないようにするのではなく、迷うことを前提に。
そういう考え方が好きです。

また、北極星には「軸」が必要というのも好きなところ。
北極星は、地球の自転の「軸」の延長線上にあるから動かない。

つまり、自分の中に軸がないと、北極星を持つことができない。

自分の人生を誰かに託さない、
自分自身で自分の人生を生きる、生きていい。

Polarisが大切にしたい数々のエッセンスが
凝縮しているかのような北極星がとても好きです。


北極星は、移り変わる


そして、北極星を選んだもう一つの大きな理由に、
ゆるぎなさと対極にあるように感じる、
「変化し続ける」ということがあります。

北極星は古来より「動かない星」「ゆるぎない星」なのに、
実は長い年月の中で変遷していて、
「ゆるぎなさ」と「移り変わり」の両方を持っている星なのです。

地球の軸は、ほんの少し傾いているので、
回転する独楽が首をふるように、地球の軸も
約26,000年という長い周期で首ふりをする。

北極星は、その時の軸の頂点に一番近い星が、
その時代の北極星を担うというシステム。

約5000年前(ピラミッド時代)は
りゅう座のトゥバンが北極星を担っていたし、
秦の始皇帝の時代はこぐま座のコカブが北極星だった。

現役北極星はこぐま座のポラリスですが、
未来は、はくちょう座のデネブやこと座のベガに
北極星の役割を渡していく。
(今まで通りにコトが動くならですが)

そのあたりの仕組みを知りたい方は国立科学博物館へどうぞ。
「北極星」「歳差運動」とかでもあれこれ調べられます。

北極星=動かない
ということを知っている方の中には
「ゆるぎなさ、ぶれなさ」をいいと思ってくださる方もいて、
それも一つの真実ではありますが、

Polarisが大事にしたいのは、
ゆるぎなさだけではなく、
時代によって変わってもいいのだ、という
おおらかさも持つこと。
変わりうるという可能性を常に持ち、
柔軟な姿勢でいること。

今ゆるぎないと思っていることも、
何かをきっかけに代わるかもしれない。

あたりまえだと思っていたことが
ある日を境にすっかり変わってしまうことがある、
ということは、このコロナからも学んでいる。

北極星は 迷わない人生の指針だし、自分の人生の
航海を助けてきた大切な星かもしれないけど、

今までの価値観や判断基準にとらわれないで
生きるべき時が来ることもある。

でもそれは、
それまでやってきたことが無駄だったわけでもなく、
今までのあなたが間違っていたわけでもない。

間違っていたわけでもなく
古くなってしまったのでもなく
ただ時代が動いているのです。

多様性の時代には、
そんな風に「軸」や「視座」を持ち寄って、
見えている世界を伝え合っていくようなプロセスが
必要なのだと思います。

私たちの価値観は、そうそう譲れないもの、
ゆるぎないもの。
だけど、変革だってできる。

Polarisが持つ、ゆるぎなさとおおらかさ、時間軸と視座。
その力を借りながら、今私たちPolarisに何ができるだろう。

コロナ禍の現実世界の中で、そんな風に感じています。

#市川望美 #創業者 #ポラリス

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