【開催レポ】“着る”をもっと楽しく、私らしい装いのつくり方
こんにちは。ちひろ@自由七科です。
今回は先日開催したランチタイムセッション「“着る”をもっと楽しく、私らしい装いのつくり方」のレポートをお届けします。ゲストは、自由七科のスタイリング講座で講師を務めるリワードローブ株式会社の川村梨沙さんと南部彩子さん。装いを楽しむために必要なことを教えてもらいましたよ。
服が苦手だった彩子さんが気づいたこと
リワードローブを立ち上げるまで、ファッションに関わる仕事はしたことがなかった彩子さん。むしろ服は苦手分野だったそう。なんとかしたいと思いながらも、解決策は服を買うことのみ。素敵な服を買えば悩みは解決すると思っていたけど、実際はその場しのぎに陥っていたとのこと。
ちなみにリワードローブのSNSではそんな彩子さんのお悩みを解決する動画が人気。さすがに何か変化を感じているのでは?と聞いてみました。
かえってきたのは「ようやく自分の好みがわかってきた。でも自分でイメージ通りの装いをつくることは難しい。」という答え。服の悩みの解決は時間が掛かる、ということを実感しているそうです。そんな彩子さんの一番の発見は、服の世界の広さ。多種多様な服の世界を見て、昔好きだったテイストや、初めて知るテイストなどを見ているうちに、自分の方向性が見えてきたそう。一緒にお仕事をしている梨沙さんが服の面白さを伝えてくれたんですね。
では、日々マスメディアで活躍しているスタイリストの梨沙さんには服の悩みはないのでしょうか。
スタイリストでも服の悩みはあるそうです。たとえば、季節ごとに変わるトレンドアイテム。なかには「これどうやって着るの?」というものも。そんなときはスタイリスト同士で、いろいろアイデアを出し合ってみるそうです。決して正解はなく、迷うこともあるけれど、それでネガティブになることはないと梨沙さん。悩みまでも楽しくなるのは、ファッションの知識をたくさん持っているスタイリストだからこそなのでしょうか。
たくさんある服の悩み、どこから手をつければいい?
たくさん服を見たり、着こなしのノウハウを増やすことで、服を楽しめるようになるのは理解できるけれど、一般人には難しい印象。体形や年齢の変化で似合う服がわからなくなってしまったりしたとき、私たちはどうすればいいのでしょうか。
まず持つべきは“自分がつくりたい装いのイメージ”だと梨沙さんは言います。
たとえば「40代らしいオフィスでの装いを教えてほしい」という依頼があった場合、その人のもってる「40代らしい」はどんなイメージなのか、どんな感じは嫌なのかをまずヒアリングしていくそうです。
そこが明らかにならないと、スタイリストでもアドバイスすることは難しいとのこと。なんとなくもっている「こんな感じにしたいなぁ」というところを言語化していくことで、自分の好みやつくりたい装いも見えてくるんですね。
でもそれってちょっとしんどいという声も。確かにいつも「こうなりたい」というのを持っているわけじゃないですよね。すると、「『どんな自分でいたいか』を考えるのはしんどい。でも『AとBどちらの服が好き?』と聞かれたら、たいていどちらかこたえられる。そんなことからでOK」と彩さん。自分の中にもいろんな自分があり、このときはこの服、オフィスではこっち、などいろんなスタイルがあってOK。それぞれのシーンで選択しているうちに、自然に自分が見えてくるのも服の面白さ、と教えてくださいました。
こうしてお話を聞いていると、最初「服が苦手」だった彩子さんからも服の面白さの話が出てくることが多く、まだ悩みをたくさんもってる彩子さんも服を楽しんでいることが伝わってきます。なりたい自分の方向性が見えてくると、悩みがあっても服を楽しめるようになるのかもしれません。
フリートークでは他にも体形カバーの考え方や、「服はあるのに着たい服がない」問題への向き合い方などについてもお話を伺いました。気になる方はぜひライブのアーカイブをご覧くださいね。
そして、そうは言っても一人でつくりたい装いを考えるのは難しい。どうやって言語化すればいいかわからない。もっと梨沙さんのノウハウを聞いてみたい。そんな方はスタイリング講座が6月18日(日)から始まるので、こちらもぜひご検討ください。まずは悩みを整理してみたい、という方は単発のワークショップもありますよ。どちらもオンライン開催です。
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開催日時:5月31日(水)19:00~21:00
次回のテーマは「お片づけ」
自由七科ランチタイムセッション、次回は6月20日(火)開催。テーマは「片づけなくてもいい⁉ ここちよい住まいのつくり方」。家事セラピストの石野祐子さんをお招きして、お片づけや住まいの整え方について、お話します。
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