
腸内環境に学ぶ正義とか悪とか?
世の中から数十歩ほど遅れて、最近、胃腸を良くしたくて色々と調べたりしている。
よく聞くのは善玉菌を増やして、悪玉菌を減らそうというもの。
悪玉菌。いかにも悪そうな名前だ。
実際、悪玉菌は腸内を腐敗させ、有害物質やガスを作るらしい。
そして便秘や下痢になったり、時には病気の原因にもなってしまうのだとか。
なんて奴だ……。
でも、じゃあなんで体内にいるんだろうか?
悪玉菌には食べかすのタンパク質やアミノ酸を分解し、便として排泄をする働きがあるのだという。
そして、悪玉菌がいなくなると善玉菌が働かなくなるらしい。
……なんだか創作が捗りそうだな。
まあ、それはそれとして、腸内にはもう一つ、日和見菌というものがいるらしい。
日和見菌は、状況によって善玉菌の味方をしたり、悪玉菌の味方をしたりする。
善玉菌、悪玉菌、日和見菌は、2:1:7が理想的なバランスなのだそうだ。
どの菌も、良い悪いなく、存在しなければ環境が回らない。
ただバランスが大事なだけで、ただ必要だからそこにある。
もし、目の前に広がるもの全てが、
目に見えずとも感じる感覚全てがそうだとしたら、何に気付けるのだろう?
何ができるだろう?
何をすればいいだろう?
悪いものがないのなら、ダメなことがないのなら、
今日を、これからを、どう生きるだろう?