昭和レトロな下町 『柴又』を「NIKKOR-N•C Auto 28mm F2」でフィルムスナップ (前編)
こんにちは。
この前の谷根千が気に入って歴史的というか昭和レトロのような、どこか懐かしいものにハマりつつある私。
昭和って今に比べて相当デタラメだったけどその分自由で良かった。今はあれはダメこれはダメが多すぎる。
そんな時代を象徴するのがフーテンの寅次郎さんでもある。
それで今回は昭和レトロな下町「柴又帝釈天」でフィルムスナップと洒落込んでみました。
東京に暮して20年経つのにいままで一度も行ったことがなかった柴又。(ウチから遠い!)
子どもの頃からテレビで何度も見ていたあの場所に遂にいってみることに。
今回のカメラとレンズ
やはり昭和レトロはオールドレンズとフィルムカメラでしょ〜。
今回は「Nikon F2 Photomic S」に
「NIKKOR-N•C Auto 28mm F2」
近距離補正方式で接写での収差を改善したレンズ。といっても当時の話し。
開放の描写はNikonとは思えないほどの滲みでふぁ〜とした感じ。特に私の所有する個体はコーティングの劣化もありかなりの暴れん方。
フィルムは「FUJIFILM 業務用100」と期限切れの「FUJIFILM SUPERIA PREMIUM400」
柴又駅前
ホームに降り立ったときからあの音楽が頭の中で鳴り響く。
そこには寅さんが!
後ろが工事中で残念ですがちょっと感動。
子どもの頃には全く面白さがわからなかった「男はつらいよ」シリーズ。
あれは大人にならなきゃわからん。
駅から少し歩くとあるハイカラ横丁とおもちゃ博物館は帰りに寄ることに。
帝釈天参道
ここから帝釈天参道。
良いね!
昭和の雰囲気をそのまま残したお土産屋さん。
大和屋さんの天丼は寅さんも好きだったそう。
着いて早々に食べる!旨い!(iPhone撮影)
寅さんのご実家「とらや」。
素朴な味のお団子。旨い!(iPhone撮影)
実際の映画の撮影では1〜4作目まで使われ、現在の建物はそのあと立て直されたものらしい。
浅草の浅草寺の参道に比べて短い参道だけどこちらの方が素朴で味わい深く感じる。
平日の午前中とあって人も少なくて良い。
雰囲気あるなぁ。
二天門
少し歩くと二天門が見える。
蛾次郎さんが浮かんでくる。
素朴な木造が歴史を感じさせます。
二天門は1896年に建てられというから124年も経っている。虹色ゴースト出てますね。
帝釈堂
門をくぐると帝釈堂。
帝釈堂は1915年に完成。二天門より新しい。
帝釈堂と本堂を繋ぐ廊下。この右側が本堂。
本堂の前側には観音菩薩像。
オールドレンズの滲みとフィルムの写し出す立体感が菩薩像の神々しさを引き立てる。
このレンズは正にブラックミストレンズ。
浄行菩薩。
ちなみにブラックミストはフィルターでも作ることができる。
オールドレンズとフィルムカメラは寺院との相性良いです。
矢切の渡し
帝釈天を出て江戸川の土手へ向かう。
開けた雰囲気が良い。
この広々とした感じに癒される。
土手を降りるとコスモスが咲き誇る。
松戸市と葛飾区を結ぶ矢切の渡しは380年前の江戸初期から続いているそうで、現在は杉浦家の方が世襲制で引き継いでいるってすごい。
杉浦さん?
片道200円。
いや〜気持ちいい。
380年前の人たちもこうやって船で行き来してたって考えるとロマンがあるねぇ。
船頭さんの毒舌小話で船内は盛り上がる。
向こう岸に特に用はないのでそのまま往復して帰ります。
土手を登って少し下流へ。
寅さん記念館
数分の距離のところに寅さん記念館がある。
今日はこの辺で。後編へ続く!