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まるで中東の巨大な古代遺跡 「鋸山」をフィルムスナップ

どうもポラックです。

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今回は東京から日帰りで行ける小旅行。

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千葉県の内房観光の定番スポット「鋸山」をフィルムスナップ。

鋸山とは?

ノコギリ山」は正式には「乾坤山(けんこんざん)」という名前。

標高329mと低山ながら山頂からの眺めも良く他にも色々と楽しめる人気の山。

なにを色々楽しめるかと簡単に云うと。

地獄のぞき
②坐像として日本一の大きさの仏像や中東の古代遺跡の様な百尺観音千五百羅漢など
ラピュタ的な石切り場跡
④素晴らしい展望
⑤ロープウェイ
⑥自然や植物

と、パッと挙げるだけでこのくらいある。

これがなんなのかフィルムスナップでお届けしていきましょう。

今回のカメラ

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最近定番となりつつある組み合わせ。

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フィルムカメラの完成形「Nikon F100」にハイコスパ高倍率ズームレンズ「AF NIKKOR ED 28-200mm F3.5-5.6G (IF)

フィルムは「FUJIFILM X-TRA Super 400」の期限切れ

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ちょっとした観光でも景色とか建物を撮る時に単焦点1本は厳しい。

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自ずとズームレンズになってしまう。

例えば今回のように撮りたいイメージの実際の距離や大きさがわからないと特に。

だからプロのかたはロケハンをするんですね。

千葉県へ

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東京からはアクアラインで行くと近い。

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我が家のある杉並区からでも1時間半くらい。

高速を使わないと4時間以上かかりますが。

到着ー大仏口管理所へ

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ということでいきなり大仏口に到着しちゃいましたがその前に。(ここで拝観料700円を払うと上では払わなくていい)

鋸山を楽しむ方法(登る方法)は大きく分けて3種類ある。これ重要!

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①車(有料道路)で登る(1台で1,000円)
②ロープウェイで登る(往復で1人930円)
③歩いて登る(無料)

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私は①の車で来ました。車だと最初の大仏まで駐車場から徒歩5分。

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1,000円支払い有料道路を使えば駐車場も無料で中をある程度車移動できるのでかなり楽。

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デカい。

写真だとイマイチ伝わらない?

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これならどう?

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伝わりましたか!笑

高さ31m。坐像としては日本一の大きさ。しかも石で出来てる。

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これはどうやって作ったのか。

まさか巨大な石を運んできたわけないし、たまたまあった石を削って作ったとか。

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よく見ると後ろの山は岩で出来ていて、仏像は山から削り出されている

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そう。この鋸山は山自体が凝灰岩(ギョウカイガン)で出来ている。

*凝灰岩とは火山が噴火して堆積してできた岩

元々は1783年に27人で岩を彫刻して作られたんだそう。

その時は37mあったけど江戸時代にはかなり破損してしまって1966年に修復して現在の31mになった。

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なんで山にこんな仏像があるのかと云うと。

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鋸山には日本寺(にほんじ)というお寺がある。というか山の上部はほとんどお寺。

なんと創建は725年。約1300年前。

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仏像の脇にはお願い地蔵尊。

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無数の小さなお地蔵さんがお供えされている。

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ここ鋸山の日本寺は由緒ある古刹。

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大仏から階段を降りて中腹エリアを回る。

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ダイモンジソウや

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ツワブキですかね。鋸山の植物は学術的にみても貴重なんだそう。

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大黒堂。

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薬師本殿。

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乾坤稲荷。

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豊かな植物。

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夏目漱石と正岡子規にも縁がある。

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移動にはかなり階段を上り下りします。

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もしも真夏なんかに来たらかなり辛い。

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なので体力に自信のない人は車がオススメ。(私の友人は彼女を連れてきて歩きが辛くて散々文句を言われたそうです。ご注意)

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階段を登って一旦車へ戻る。

西口管理所へ

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大仏口管理所から車で上の西口管理所へ。

ここが山頂エリアで「百尺観音」「地獄のぞき」「千五百羅漢」へ最短の駐車場。

百尺観音へ

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影がアンダーになってしまって見にくい。

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岩の壁の間を抜けていく。

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その先の空間にあるのが。

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百尺観音!

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まるで中東の巨大な古代遺跡のよう。

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以前行ったエジプトのアブシンベル宮殿を思い出す。

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高さ30m。

ここは音の反響が良くてライブなんかもやることがあるそう。

ここでやったらカッコいい。

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壁の隙間から地獄のぞきが見える。

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来た道を戻り今度は上へ。

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かなり急な階段を登る。

地獄のぞき

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鋸山といったらこの写真。

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岩が突き出して宙に浮いている。

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ここは来る前はもっと遠いからところから撮影するのかと思ってたけど展望台から結構近い。

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標準の50mmくらいで充分。

岩がライオンみたい。

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地獄のぞきに近づく。

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覗くとこんな感じ。全然怖くないですよ。笑

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それよりも絶景が素晴らしい。

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向こうに見えるのは三浦半島。

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地獄のぞきの先にも見晴らしの良い場所が。

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富津市方面が一望できる。

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望遠で見る金谷魚港がジオラマの様。

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漁に行くのか。

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標高300mくらいだけど絶景。

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地図で見た内房の実際の海岸線。

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展望台から反対側を見ると館山方面。

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あれは浮島か。

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城ヶ島の方向にはタンカーが見える。

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ここの絶景はオススメですね。

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展望台から別の階段を降りて羅漢エリアへ。

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11月でもたくさんの花が見られる。

千五百羅漢

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羅漢エリアには1,553体の石像がある。

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なんと石像の数は世界一らしい。

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風で侵食された岩の窪みに置かれている。

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凝灰岩の山にトンネルを削り掘って道がある。

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1798年から21年間かけて27人で作られた。

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一つとして同じ顔の石像はない。

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石像を見ながら自然の中を歩く。

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なんとも気持ちいい。

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この石像に使われた石はもちろん鋸山の凝灰岩かと思いきや。

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わざわざ海路で運んだ伊豆石だそう。

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周りにこれだけ豊富な石材がありながら。

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わざわざ伊豆から石を運ぶこだわり。

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しかも200年以上も昔。どれだけ大変か。

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信仰心とはすごいものです。

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これは聖徳太子像。

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階段を登り。

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こんなところに橋。

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再び山頂エリアに戻りの浅間神社へ。

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やはりいい景色。

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来た道を下り。

ロープウェイ

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ロープウェイの方へ

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展望台から久里浜港と金谷港を繋ぐフェリーがおもちゃみたい。

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ここから地獄のぞきも見える。

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ロープウェイで来るとここがスタート地点。

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このワイヤーが垂れ下がる。

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よくよく考えるとこれも結構すごい。

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大仏や千五百羅漢を作るのもすごいけどロープウェイを作る人間もすごいですね。

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山頂にはネコが。

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全然警戒心のないネコたち。

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高いところから海を見るのも新鮮。

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鋸山いかがでしたか?

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色々と楽しめるというのはこういうことです。

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ただ今回は車で来たのでラピュタ的石切場は見れませんでした。

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車力道という登山コースに石切場跡が残されているようです。

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そちらも見たい場合は下から歩いて登る。

金谷漁港

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鋸山に来たら金谷漁港で魚を食べるのも楽しみの一つ。

私たちはちょっと遅くなったのと有名なお店の定休日でこちらのお寿司屋さんへ。

寿司と特にアジフライが肉厚で絶品。

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金谷漁港のマジックアワー。

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お寿司を食べてたらすっかり日は沈んでしまったけど綺麗な夕焼けが見れた。

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東京からの日帰り旅行にはなかなか良いところじゃないでしょうか。

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帰り道には木更津のアウトレットなんかもオススメです。(渋滞が避けられる)

フィルムカメラ最高!

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