そもそもレンズフードって必要? 「AF DC-NIKKOR 135mm F2D」のレンズフード
こんにちは、ポラックです。
先日購入したレンズ「AF DC-NIKKOR 135mm F2D」。
組み込み式のレンズフードとなっている。
伸ばしてみると前玉の大きさに対して短い?
調べてみるとContaxの72/86のステップアップリングを使ってNikonの「HN-13」を装着するのが定番のようです。
そこで探してみたが売ってない!
ということでContaxのステップアップリングにそのままContaxの「Metal Hood 5」を装着したのがこちら。
HN-13より少し短い気がするが、これはこれでカッコいい。
*結局後日偏光フィルターと一緒に手に入れました。
コンタックスのステップアップリンクとの組み合わせ。
やはりHN-13の方が少しだけ長いです。
フードって必要?
色々と調べてフードを装着してみたものの。
「そもそもフードって必要?」ってことをあまり考えたことがなかったなぁ。
ネット上では賛否両論。
ゴーストやフレアを防止する為はもちろん、レンズを守るために装着する、見た目がカッコいいからという意見、フードは付けないという意見も。
「フードが実際に写真に与える影響ってどんなもんだろう」と、今回はその検証をしてみました。
検証
晴れの日の順光
解放F2
F8
それぞれフードなし、標準フード、コンタックスのフード装着と比べてみたが全く違いがわからない。
順光だとフードの有無は写真にはほとんど影響がないようですね。
半逆行
反逆行のF4
ん?全然わからない…
あまりにわからないのでGIFにしてみた。
晴れの日の14:30くらいでしたが、反逆光でもフードの有無での影響は感じられない。
逆光 1
解放F2
やや日が傾いてきた8月の16時くらい。
上からフードなし、標準フード、コンタックスのフードを装着した写真を比べてみると明らかに違いが。
コンタックスのフードを装着した写真はフレアが抑えられている。
F8
F8まで絞ると差がわかりづらくなるが、やはりコンタックスのフードを装着している写真が1番シャープに見える。
逆光 2
解放F2
この写真は17時くらいの逆光。
フードの効果が発揮されて明らかに違いがでている。
コンタックスのフードを装着している写真はフレアが抑えられているが、フードなし・標準フードはモワッとした感じ。
正直標準フードはあまり意味がないですね。
F8
盛大にフレアが出ているが、コンタックスのフードを装着している写真が1番シャープ。
解放よりも絞り込んだ方がフレアが発生するとは知らなかった。
なんとなく解放が1番フレアが出るものと思ってました。
検証結果
結構フード意味ありますね。
コーティングにもよると思うので一概に同じような効果があるとは言い切れませんが。
逆に古いレンズだともっと効果的なんでしょう。
ただしポートレート撮影やスナップなんかでも、敢えてフレアを狙った写真というのもあると思います。
時代や人それぞれ写真に対する価値観が違うので必ずしもフレアがダメということでもないでしょう。
フードは必ず必要というよりも、狙った効果をコントロールする為にその時々で使いこなせることが大事ですね。
予想していたのは日の高い時間帯や順光でも、なんらかの光の反射でフードの影響があるのかと思っていました。
結果的には太陽がかなり傾いた時間帯で、レンズに直接太陽光が入るようなシチュエーションでないと大きな影響はないようでした。
フードの沼
今回フードというものに注目して俄然興味が沸きました。
いままで購入してきたレンズにフードが付属されていたものもたくさんあって気づけば結構持っているし。
あとで買い足すと何気に高いし購入するときにもっと着目すべきだった。
それと気になったのが、どのレンズにどのフードが装着できるのか?
今回のように標準フードが実はあまり意味を為さない場合もあるようだし、レンズに対してフードの組み合わせは多数あるようだが。
これはもしかするととんでもない沼の入り口?
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