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胎盤が残って大量出血事件

産後1ヶ月を過ぎ、検診を週明けに控えた休日にそれは起こった。


大量の出血

娘ちゃんとソファーに座ってのんびりテレビを見ている途中、悪露が多めに出た感覚が。
悪露は少量になってきていたが、念の為に昼用ナプキンを当てていたので少しくらい多くても大丈夫!と立ち上がったら、なんと!
昼用ナプキンで吸収しきれず、ズボンもソファーも(かなり)真っ赤っか。

実は、少し悪露の赤みが気になりつつも、ふたり目育児で忙しく、痛いところがないので無視していた。それまで量は少なかったので、検診で見てもらえばいいかなと思っていた矢先だった。

腹痛はなく、出血も一時的だったため一日様子を見てみた。

が、

次の日の朝、トイレに座った拍子にまたドバーと出て真っ赤に。

慌てて病院に電話をし、受診。
この時は様子見になってすぐ帰宅するつもりでいた。。。

まずは受診

内診エコーすると、何か塊があり子宮収縮が止まっている状態で、出産時の傷からじわじわ出血し続けている様子。自宅の大量出血は、溜まった血液が急に出たようだった。
しかも、塊が急に取れることがあると止まらないくらい出血する可能性もあるとのことで、入院に。

出産時の退院診察では、何か影があり、子宮筋腫かどうか要確認と言われていた。その筋腫か、もしくは出産時に取り出す(普通分娩なら出てくる)胎盤の一部が残っているかもしれないので、まずは検査!となった。

精密検査の結果、よくわからず

血液検査、MRI検査もしたが、子宮筋腫か胎盤遺残か判断がつかないとのこと。

画像は胎盤遺残の可能性が高いが、胎盤があるにしてはホルモン値が低い。胎盤遺残しやすい条件にも当てはまっていない。

大学病院へ

もとの病院では、胎盤を取るように引っ張って、実は筋腫(=内臓の一部)で大量出血になった場合に、子宮を全摘する対応になるらしい。

だが、大学病院では血管の止血を試みることができるとのこと。先生から大学病院へ電話相談の上、紹介状を持って転院することに。

子どもたちは夫が見てくれているので、自分ひとりで旅行カバンを持ってタクシーで移動。
院内ではずっと点滴で止血剤を打っていたので、外している間に大量出血しないかハラハラしていた。

追加検査

新たに造影剤を使ってCTを撮り、血流を確認した。
胎盤遺残で間違いないだろうということで、子宮頸管拡張の上、子宮の中を掻き出すことになった。

処置

処置日の前日に、ラミナリアを9本。帝王切開の出産しかしたことがないので、子宮頸管が広がるのが初めて。
もともと帝王切開後はほとんど痛み止めなしで過ごせる体質だが、生理痛の100倍痛かった。
見かねた看護師さんが湯たんぽを貸してくれ、夜には少し慣れてきた。

点滴から麻酔を入れたら、すぅーと先生達が遠くカーテンの向こうに行くような夢を見た。

寝ている間に処置が終了し、麻酔を止めてしばらくしたところで目が覚めた。

処置後うなり続けた

生理痛の999倍の鈍痛で、我慢できず、ゔーーんと唸っていた。お昼ご飯の話を振られたが、それどころではない。

1時間ほど経ってだんだん痛みに慣れ、夫と普通に会話できるようになった。

取り出した胎盤は指3本分くらいの大きさだった。先生に見るか聞かれたが、そこまでの元気はなかったので遠慮したが、結構見たがる人がいるらしい。。

無事に退院

処置日は泊まりで様子を見て、次の日に退院。

自分よりも夫が疲弊、1か月児と娘ちゃんのお世話を1週間頑張ってくれた。親戚にもたくさん助けてもらい、みんなに感謝。

1週間くらいで悪露が収まり、無事に治った。

あとがき

帝王切開でも胎盤残るとかあるんか!とびっくり。傷を小さくするため切り口から子宮の中はあまり見えてないのか?
とにかく筋腫でなくてよかった。

頑張ってソファーのお掃除してくれた娘ちゃんと夫に感謝!!!!!

ちょっと恥ずかしかったのは、最初のMRIのために肌着なしで院内着を着て移動し、部屋に帰って来る頃には母乳がポタポタ垂れたこと。。。

弟くんがミルクを嫌がらずに飲んでくれてよかった!入院中の弟くんの様子はこちら↓

今回の麻酔は副作用がでなくてよかったーー


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