そんなギリギリ生活。特に仕事を詰めすぎたのは今後気をつけていかなくては…と反省。
でもこの仕事は何としても片を付けなきゃ!と思っていた矢先だった。

私がこの仕事をやっていて納期を守れない事以上に最もしてはいけないと思っている事があって、
それは木工機械でケガをする事だった。

やってしまった。

結果的に縫うだけで済んだし、神経も骨も腱も切れてなく治るので安心だったが、

「あー無理しすぎてたな」

これに尽きる。
当日は傷以上に心が痛んだ。
傷を反対の手で力一杯押さえ、血は止まったけど涙が溢れた。看護師さんに弱音を吐いてしまった。
「ダメなんです、私ケガしてる場合じゃなかったのに。夫はうつ病で、3歳と5歳の子供達二人いて毎日大変で、これからどうしようー」
その時は本当にどうしようって思った。
でも待ち時間、まな板の上の鯉、処置され注射され点滴され…

そして治療が終わり家に帰る。
「ごめんねー大変な時に、うつ病で動けないって時に」
「いや、しょうがないよ」

しばらくは送り迎えは一緒に行ってもらう事に。(いや、本来なら一人で行って欲しいよねこう言う時くらいは)と思ったことはその場で腹の底に沈めた。

看護師さんに弱音を吐いた自分に言ってやりたい。
まぁ、大したことないから大丈夫だって事。

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