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叔父からの電話

おととい、19時ごろ、突然叔父から電話があった。
着信音が鳴って久しぶりの叔父だと分かった時点で要件は大体察しがついた。

「とろちゃんさぁ、旦那さんは最近どうなの?」

やっぱり来たか。
とにかく私のことが心配なんだって。旦那さんを待っていたい気持ちも分かるし、とろはしっかりしてるから心配してないって気持ちもあるんだけど、そう言う人って急にポキっと行ってしまう事があるから、心配してるって。

私はいつもの様に実に淡々と、全然大丈夫ですよ。今凄い悪いけど、でももう少しで良くなって行ってる気がしてて。

叔父は言った
「実は結婚前に初めて彼に会った時から思ってたんだけど、最初っから働く気ないなって思ってた。でもそれはとろが決めた事だからこっちが口出しするわけにも行かなかった。ある程度区切りをつけた方がいい。」

と、はぁ。全然「区切り」なんて考えてない事を伝える。

自分は不幸だとも思ってないし、むしろ私は健康になる夫を夢見てそれに向かって進んでる気持ちでいるから。
それって危険なの?私にはよく分からなくて。

「俺ももう70なんだよ!もう人生短いから、もっととろちゃんの力になりたいんだよ。だから何か困った事や愚痴りたい事とか、何でもいいからなんでも相談して欲しい。きっと、とろの事だから相談できる友達とかもいっぱいいるんだろうけど、でもとにかく何かあったら言ってきてね。俺でもカミさんでもいいからさ。」

叔父や叔母はうつ病の事は伝えてこなかった。でもいとこや、父や周りから伝わっているんだろうな、とは思っていた程度で。
こうやって電話で話してきてくれたのは初めてで、いつもの暑苦しい叔父だったけど、ありがたいなって思った。

いつもいつでも、私の周りには親切な人たちがいっぱいいて、ぽかぽかと何かに護られている感じがする。
何か、と言うのは母であり、祖父母であり御先祖様だ。

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