見出し画像

管理職のためのパワハラ防止セミナー開催しました!


 2024年8月6日(火)、私が共同代表を務めるSRCハラスメント防止センターで、「ポリヴェーガル理論を活用したハラスメント防止セミナー」を開催しました。

 このセミナーでは、まず、管理職の皆様にパワハラに対する社会の認識の変化を理解していただきます。
 「仕事では、厳しく指導しないと部下が成長できない!」とか「長時間働いて体で覚えろ!」というマネジメントを見直ししてもらいます。
 それから、新しい自律神経理論であるポリヴェーガル理論をベースに、忙しい管理職の体の状態からヒントを得て、捉え方を変え、こころを整えて上手くマネジメントができるように手助けします。

研修の目的

  • ハラスメメントに対する社会認識の変化に気づく

  • 管理職の役割の変化に気づく

  • 自分の「身体感覚」に気づき、自分を大切にすることで、困った状況への捉え方を変え、職場環境を改善を考える

管理職に求められる役割の変化

 管理職に求められる役割が大きく変化しています。
 人手不足が深刻化し、これまでは男性で正社員中心、つまり、会社命令で勤務地も職種も変更されるけど終身雇用が保証されている人へのマネジメントだったので、売上を上げるために24時間働け!と言っていればよかった時代ではなくなってきていることに気がついていますか?自分たちの若いころの時代と違う、自分たちが管理されてきた、見てきた管理職の役割とは違うのだとはっきり認識しなければいけません。
 売上だけでなく利益も重視されていて、チームのメンバーはどこにでも行く男性正社員だけでなく、再雇用の高齢者もいれば育児中の男性・女性もいます。そして育児だけでなく、介護や病気治療等様々な制限を持っている人たちがいるのです。多様な雇用形態に指示を出さなければいけない、ハラスメント防止も求められている、コンプライアンスや個人情報等様々な課題への対応が求められています
 課題が複雑化し、判断力、共感力、包容性、柔軟性が非常に大事になってきています。多くの複雑な課題をこなすために、部下をサポートしつつ、部下と協力が必須なのです。組織全体の健全性を維持し、チーム一丸となって対応していくことが重要な役割になってきています。

セミナー内容

  1. はじめに
    ハラスメントに対する社会の認識の変化を知る

  2. パワハラとは
    パワハラについての正しい知識を身につける

  3. 疲弊する管理職
    ストレスの多い管理職の悩みと体の反応を考え、捉え方を変えてみる

  4. ポリヴェーガル理論とは
    ポリヴェーガル理論について学ぶ

  5. ポリ語を活用して自分と対話する
    自分の体の反応に気づき、語り合う

  6. パワハラ防止に向けて
    体の状態から職場環境改善を考える


受講者の感想

- 「管理職の皆さまにお届けしたい内容がたくさんあり、色で表現するのはとてもわかりやすいと思いました。」
- 「ストレスコーピングの新しい切り口を得ることができました。」
- 「『まず自分を満たすこと』の重要性や、自分を満たす方法について具体的なアドバイスがあり、ハラスメント研修の一部として、取り入れていきたいと思いました。」

体の状態から職場環境を考える

 パワハラ防止で大事なことは、感情面だけに焦点を当てるのではなく、同時に職場環境(作業環境管理、作業管理、健康管理)を改善して、危険や緊張の排除、不安の緩和で安心安全な職場づくりを目指しましょう!
 今回のセミナーを通じて、管理職の皆さまが自分自身の体の状態により深く気づき、それを基に職場環境をより良くするための新しいアプローチを学んでいただけたと思います。参加いただいた皆さまには、今後も継続的にポリヴェーガル理論を活用し、職場のハラスメント防止に役立てていただけると幸いです。

今後も弊社は、働く環境の改善とハラスメント防止に向けた取り組みを進めてまいります。セミナーへのご参加、誠にありがとうございました。

問い合わせ

未来のワークデザイン研究所 | (miraiwork-dlab.com)
社会保険労務士法人ハーネス      

書いた人


沼田博子プロフィール

よろしければサポートお願い申し上げます。働くパパとママの笑顔が増えるようなサポートに活用させていただきます。