見出し画像

#25 場面

こんにちは
バカンスにてオーベルニュの山に登ってまいりました
火山後に出来た山々はバカンスで旅行に来ていた人々で賑わっていました
ちょっとだけ肌寒いけど未体験の土地で良い思い出になりました


場面

タイミングは様々な事象に影響する
だからこの瞬間を大切にしないとならない
そう話していたのは銀座のあるクラブの社長で酔いが回ると必ずそう話す

次の日には覚えてるのかはっきりしませんけど、その「場面」の話の内容は一貫してました
だいぶ酔ってますから
怪しい状態なんですけど、こと場面の話は銀座の立場がある人は同じ様に話をしていたと感じてます

一期一会
繋がる縁もあれば切れてしまう縁もある
きっとその縁をビジネスよりも重く捉えていたんでしょうね


震災後


東北の大地震の影響は銀座にもやっぱりありまして
あの電気の会社のお偉いさんは来なくなり、東北近辺からのお客様も遠のき
2ヶ月ほどは静かな状態だったかなと記憶しています

社長は遠のいたお客様に月毎に手書きの便りを出していました
ポイは習字をそれなりに長いこと習っていたので宛先宛名を任されており
やはり東北関係者のお客様が多いな
と実感していました

それなりの月日が経つと次第に遠のいたお客様の事情も落ち着いたのかまた来店なされて震災時の話をしながらグラスを傾けます

社長も震災時の体験を語り
店が無事だったこと
従業員一同災難もなく
社長の子供達を避難させ店に足を運び
ポイが自転車で銀座まで来たことを泥酔しながら話すと言うルーティンが半年程続きました

カウンターで仕事をしながら
それを酔った勢いで力説する社長を横目に、恥ずかしい気持ちと嬉しい気持ちを顔に出さずポイは心の中で
「場面は行動したことなんだな」
と感じました

でも何回も同じ話をされるとちょっと恥ずかしいものです笑
社長 ありがとうございます

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?