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ゴミは自分で捨ててくれ

以前勤めていた会社の町内では、朝にゴミ拾いの活動があった。半年に一回くらいは、朝礼の時間に社員みんなでゴミ拾いをしていた。

と言ってもそんなに沢山ゴミが落ちている訳では無い。ゼッケンをつけて歩き回っていると、タクシー乗り場付近でしゃべっていたオジサンが、「これもついでに捨てといて」…とゴミを差し出して来た。
私は一瞬
「ハァ?町内の落ちてるゴミ拾ってんだよ、お前の出したゴミなんか知るか。テメェで捨てろ。私はお前の便利なゴミ箱じゃねえ。自分でゴミ箱見つけて捨てろよ。」
…と心の中で思ったが、黙って受け取った。
こんなオジサンと喧嘩する労力は割きたくなかったからだ。

そのゴミ拾いの後は、暫くイライラしていた。何故か今、この出来事を思い出したのでイライラを昇華させるべく書いている。

何でこんなにイライラしたのか?
知らないオジサンが自分でゴミを捨てず、偶然通りかかった私を体のいいゴミ箱扱いしたからだろう。オジサンのゴミを受け取っても、私には何も得になる事は無いし。ゴミくらい自分で捨てろよ、と言う気持ちが強かったんだろう。

自分で出したゴミくらい自分で捨てろ。他人に捨てさせるな。言いたいのはそれだけだ。

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