トカゲの様に尻尾を切れるのか
トカゲの尻尾切り。人間界では、「何か不祥事が起こった時に、立場の低い者に責任を押しつけて、立場の高い者が責任逃れをする事」の様だ。酷い話だが、よくある事なんだろうなぁ。
今回はそこじゃない。トカゲは、敵に捕まりそうになると、自分で尻尾を切って逃げる。しばらく切った尾は動くため、敵の目をそらし自分は逃げる。また切れた所は再生する(骨は1度切れば再生しないらしいが)
自分の身を守る為に、自分の身体の一部を失ってでも逃げる。なかなか大変だ。失う代償結構大きくない?でも、身体の一部を失っても死ぬよりはマシなのかも知れない。逃げるが勝ち、だ。
人間の世界や自分に当てはめてみると、どうだろうか。「もう無理」と判断したら、色々なものを失ってでも逃げられるのか?普段真面目で責任感が強い人程、ギリギリまで我慢してしまうんだろうな。「まだ頑張れる」「まだ大丈夫」と思っているが実は大丈夫じゃない位追い込まれている。結構な負荷がかかっている事に、本人は気付きにくい。
やばくなるギリギリ手前で気づいた経験があるから、頑張り過ぎは良くない。心身に影響が出る前に思い切って休んだり、環境を変える(何かを捨てる)ことが出来るだろうか?上手くその決断が出来るだろうか?
トカゲの様に上手く逃げ切れたらいいのだけど。失う怖さで既にあるものにしがみついてしまう。何かを得るためには、何かを失う。トカゲを見てそんな事を思った。
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