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努力できる環境も大事と気づかされた。

ネットを見ていたら、
「実家の太さに助けられた人が努力の大切さを説いているけど、努力だけすればいいって状況にいるのが既に恵まれている」
とコメントが。

そのコメントにハッとした。
努力するにもお金とかいるよな。

学力を伸ばす為に塾に行ったり、大学で勉強する為にはお金が必要だ。あと家族や先生など周りからのサポートも。

逆の立場だと、
家が貧しくて大学に行きたくても行けない。お金がなくて塾に行けない。家計を助けるためにアルバイトしているから勉強や習い事が出来る状況にない。家族が病気などの事情でサポートが期待出来ない。

…確かに努力できるかは環境にも左右されるのか。

ある人は、
「この事は東大の入学式で上野千鶴子先生が伝えている」
と言っている。
当時は賛否両論あったみたいだけど、私はこんな事言ってたんだなと言う感じで軽く受け流していた。

祝辞の一部を見てみる。
「あなたたちはがんばれば報われる、と思ってここまで来たはずです」
「がんばったら報われるとあなたがたが思えることそのものが、あなたがたの努力の成果ではなく、環境のおかげだったこと忘れないようにしてください。あなたたちが今日「がんばったら報われる」と思えるのは、これまであなたたちの周囲の環境が、あなたたちを励まし、背を押し、手を持ってひきあげ、やりとげたことを評価してほめてくれたからこそです。」


恵まれている人は恵まれている事に気づかない。
努力する、それが当たり前だと思っている。

ネットが言う様に努力するだけの環境(土台)がない人も存在する。

私は学生時代の頃よりも社会人になってから努力している感がある。
それは嫌な環境から逃れたいとか不安だとかで努力(勉強)してきた。
自分だけの力じゃなくて、見守ってくれる家族のサポートや周りの人が頑張りを認めてくれたから…そう言う環境があったのも要因だろう。


少し前、自分で努力すれば頑張れば何とかなると調子に乗っていた。
だけど、努力できる環境にあったからそう出来ていたと少しだけ感じた。

合わない環境に居た頃、頑張っても報われないし、そもそも頑張ろうにも心が折れてしまった経験がある。
周囲の環境は大事だと言う事に改めて気づかされた。

今、上野千鶴子先生の祝辞を聞いたりネットのコメントを見て言いたい事が少し分かった様な気がした。
経験してみないと分からない事が沢山ある。


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