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ひねくれ者から見た同窓会

ローカルニュースで同窓会と言う言葉を聞いた。
ひねくれ者の私がふと思った事。
「現時点で不幸な人は同窓会なんて行かないだろうな」

私は過去無職だった事がある。会社の人間関係も上手く行かず役立たず認定され、自己肯定感どん底に。
幸せとは言えなかったあの頃に、同窓会に行こうだなんて決して思わないだろう。親戚にも友達にも無職だなんて言えなかったのに。

何でかって?惨めだから。周囲の幸せそうに見える?同級生の中に、不幸な自分。比較してしまうと益々落ち込むから。
無職でも気にせず同窓会に行くメンタリティーが私には無い。

逆に同窓会に行く人ってどんな人なのか?
恐らく現在、そこそこの幸せな人生を送れている人だろう。
いい会社に就職し、昇進し、結婚して子どもがいたり、持ち家があったり…etc.
世間一般の"幸せな人生"を歩んでいて、自分に自信がある人だろう。

同窓会に行けば同級生の近況を聞くだろう。
それを聞いて「あの子はバリバリ働いて出世しているけど独身。結婚して子どもがいる私の方が女としては幸せよね」「俺はあいつとは違って大企業に勤めてるし給料だって沢山貰ってるし」…とか心の中では比較しているのだろう。

人はどうしても他人と比較してしまう。私も同級生の近況を聞いたら、優越感か劣等感を持つだろう。

敢えて同窓会に行ってまでマウントを取りたいとは私は思わない。無駄な劣等感とか感じたく無いから。無駄に心が削られるだけだ。
人の近況を聞いてマウントを取ったり優越感に浸るのは、自分の歩んで来た人生が間違っていないんだと言うのを確認したい気持ちもあるのではないか。


学生時代に仲が良い人が沢山いたり、楽しい学生生活を送った人も参加するかも知れない。
学生時代虐められたり、除け者にされたり、仲が良い人がいなかった等良い思い出が無い人は多分行かないだろう。
昔嫌いだった人は今でも嫌いだろうし、会いたくなど無いから。
学生時代パッとしなかったけど現在成功している・幸せな人はどうなのか?…参加するのかよく分からない。

世界で活躍していたり、成功した経営者みたいなスゴい人達は多分同窓会にあまり来ないのではないか。
忙しいだろうし、会う人会わない人をキッチリ分けていそうだ。同窓会は昔同じクラスだった人達の集まりだ。それに参加したとして、何か収穫があるとか学びになる事ってあまり無いだろう。
お金と時間の使い方にはシビアだろうから、過去の思い出の集まりなど興味が無さそうだ。

私は学生時代パッとしなかった。今は何とか生きているけど、ただ当時同じクラスにいただけの人達に会いたいとは思わない。
学生時代をそこまで美化していないし、他人にそんなに興味が無いから行かない。

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