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興奮して眠れないときに試したい5つの方法! 科学的に効果のあるリラックス法とは?

こんにちは、さつきです!

夜、布団に入ったのに頭が冴えて眠れない……そんな経験、ありますよね?特にストレスが溜まっていたり、興奮する出来事があった日は、脳が活発に働き続けてしまい、なかなか寝つけないことも。

でも安心してください!エビデンスに基づいた方法で、興奮した脳を落ち着かせ、スムーズに眠りにつくことができます。今回は、科学的に効果が認められた「興奮して眠れないときにするとよいこと5選」を紹介します。


1. 4-7-8呼吸法でリラックス

「4-7-8呼吸法」は、アメリカの医学博士アンドルー・ワイル氏が提唱した呼吸法で、副交感神経を優位にし、リラックスを促します。

やり方

  1. 4秒かけて鼻から息を吸う

  2. 7秒間息を止める

  3. 8秒かけて口から息を吐く

  4. これを4回繰り返す

研究では、この呼吸法がストレスホルモンの減少や心拍数の低下を促し、眠りにつきやすくなることが示されています(Brown & Gerbarg, 2005)。

2. スクリーンから離れて「紙の本」を読む

スマホやPC、テレビのブルーライトは、脳を覚醒させる作用があり、メラトニン(睡眠ホルモン)の分泌を抑えてしまいます(Chang et al., 2015)。

そのため、眠る前にはスマホを手放し、代わりに紙の本を読むのがおすすめ。特に、ストーリー性のある小説よりも、淡々とした内容の本を選ぶと、リラックス効果が高まります。

3. ぬるめの「手浴・足浴」で体温調整

人間の体は、深部体温(内臓の温度)が下がることで自然に眠くなる仕組みになっています。そのため、寝る1時間前に「ぬるめのお湯(40℃以下)」で手や足を温めることで、体の熱放散がスムーズに進み、眠気を誘発できます。

実際に、手浴や足浴が睡眠の質を向上させることが研究で示されています(Horne & Staff, 1983)。

4. マッサージやストレッチを行う

軽いマッサージやストレッチは、筋肉の緊張をほぐし、副交感神経を活性化してリラックス状態を作り出します。

おすすめストレッチ

  • 首のストレッチ:ゆっくりと左右に倒し、肩こりをほぐす

  • 前屈ストレッチ:上半身を前に倒し、腰やもも裏の筋肉を伸ばす

  • 猫のポーズ:四つん這いになり、背中を丸めたり反らせたりする

ストレッチやマッサージが睡眠の質を向上させることは、多くの研究で報告されています(Cherkin et al., 2016)。

5. 香りの力を借りる

ラベンダーやカモミールなどの精油(エッセンシャルオイル)は、リラックス効果があり、眠気を促すことが知られています。

特にラベンダーは、交感神経を抑え、副交感神経を優位にする効果が確認されており、睡眠の質向上に役立つことが研究で示されています(Lewith et al., 2005)。

おすすめの使い方

  • ティッシュに1滴垂らして枕元に置く

  • ディフューザーで部屋に香りを広げる

  • お湯に数滴垂らして手浴・足浴に活用する

まとめ

眠れないときに無理に寝ようとすると、逆に焦りが生じてしまい、ますます眠れなくなってしまいます。そんなときは、今回紹介した「科学的に効果がある5つの方法」を試してみてください。

  1. 4-7-8呼吸法でリラックス

  2. スクリーンを避けて紙の本を読む

  3. ぬるめの手浴・足浴で体温調整

  4. ストレッチやマッサージで副交感神経を刺激

  5. ラベンダーなどの香りを活用

これらの方法を組み合わせることで、興奮状態の脳を落ち着かせ、スムーズに眠りにつくことができます。


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さつき/言語聴覚士(リハビリ)
これからも有益な情報の発信に努めてまいります。ふつつかですがよろしくお願い申し上げます!