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バニラとイチゴのシュトーレン


遅ればせながら冬のシュトーレン出来ました👨‍🍳

夏からずっとやっていたのにこの本番の時期はどうしても緊張して中々完成に至りませんでした。ただ、その分納得出来るものになったかと思います^ ^

ドイツ発祥の伝統的な発酵菓子といわれるシュトーレン、正しくはシュトレンらしいです。

本来は伝統に沿ったクラシックなものをクリスマスの時期にはやろうかと思ったのですが、自分は今までドイツに行ったこともなければマイスターの資格を持っていません。

そんな僕が「伝統」って言葉を使うのはそれに頼っていたり甘えているのかなと、「伝統」って守って伝える責任感や使命感を持ってこそ使うものだと思い直し、自分なりのシュトーレンを作りました!

フルーツのメインはオーガニックのセミドライストロベリー🍓で、スパイスはマダガスカル産のバニラだけにしています👨‍🍳

フルーツはお酒で漬け込み過ぎず、マリネする程度に合わせてから仕込む6時間ほど前に追加でもう一度お酒を加え、生地に練り込んでいます。
漬け込むお酒の量を減らしたのは、フルーツの味や香りの粒が立っている状態にしたかったからです。

度数の高いお酒に漬け込むとフルーツとお酒が一体となるので、本来は保存性も兼ねて漬け込むのが一般的ですが、素材のフルーツの味と香りを引き出す為のお酒としてマリネする程度にとどめました!

ただ、それだとお酒の量が少ないので仕込む前にも加え、フルーツが吸いきれなかった分は一緒に生地に入れ込むことでより日毎の熟成を味わってもらえると思います^ ^

なるべく使う素材一つ一つの個性を活かした上で全体の調和を取りたかったので、マリネするお酒もフルーツによって変えています。
それらが全体で合わさった時に調和してくれるのがバニラの風味なイメージです!

出来たての今はフレッシュですが、ここからフルーツが残りのお酒や生地と馴染んで熟成されていきます。

長くなってしまいましたが、どのお店のシュトーレンもお客様への贈り物っていう気持ちがパン屋さんにはあると思います。

僕は僕なりの気持ちを込めて作りました!
是非!!

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