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光る時
職業病院があれば、真っ先に入所するのだろう。
写真を撮る時は普通、アングルやその景観全体を気にしたり、何かをフォーカスしたりする。
カメラマンたちはその一瞬を切り取るために、首を据えて長い時間を待つ。
なんでこんなに下手なのか。
わかりやすいのは、この灯体が、
どこから線が引かれ,どうつながれ,どう光っているのか。そんなこと、普通の人は興味がない。
ああ、あの店のあの商品ね、なんてことを知って、どないすんねんと言う状態。
光る瞬間ではなく、光る理由を切り取る。
線がしっかり入るように風景にぶちこむ。
だいたい、すでに光ってしまっている。
いつ消えるかわからない、
命の揺らぎに喩えられていた
蝋燭なんかやったら、
そんなこと考えへんのかな。
いや多分,素材とか置き位置とか点いてからどうやってどのくらいの時間で減るのかとか,訳のわからんことを考えてるんやろう。
そんな誰も考えへんところから,
病院にも通わず工場に通い、
なんか思いついたぞ!的なのが来るまで
周りを見回してる。
頭の中にひらめきが光る時。
今はそんなにピカーンってきてへんけど、
そのうち何かが光る時がくるんやろうか。
知らんけど。