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2023年9月にSteamで発売される注目タイトルかもしれないゲーム
先月半ばにこの記事を編集し始めた時点では9月はこれといった作品が少ないな…と思ったのですがチェックを繰り返しているうちに先月と同じくらいの数になってしまいました。純粋に内容だけで見ると本命はFae Farmかなと思います。惜しむらくは類似の作品と比べて価格がかなり高めに設定されている点ですね。あとは最後のCOCOONはクオリティは安定して高そう、かつ批評家受けしそうな作りでレビューで高得点が狙えそうに見えます。ただパズル中心のゲームっぽいので好き嫌いは分かれるかなとも思います。
Tiny Witch
9月2日発売
正式リリース
ジャンル: タイムマネジメント(薬品調合)
日本語なし
昔カジュアルゲームの中で一大人気ジャンルであったタイムマネジメント系ゲームです。次々と来店する客がそれぞれ注文を出してくるので棚から材料を拾い、鍋に投入して少し待つと製品が完成、それを客が怒って帰ってしまう前に届けると収入が得られるというゲームですね。その後カジュアルゲームはアイテム探し、そしてオンラインカジノ風ゲームに席巻されてしまいこうしたゲームの本数は大分減ってしまいました。最近だとCoop要素を取り入れたOvercookced!あたりが有名です。
このゲームの特徴としては昼と夜の2シフトがあり、昼は普通の客が来る一方で夜はモンスターなど怪しげな客が来店、店内に敵がわいたり見える範囲が限定されたり、しまいには客が攻撃してくるなどの障害がプレイヤーを待ち受けています。このタイプのゲームで定番のお楽しみ要素の1つ、店内の設備を新たに購入したりアップグレードしたりというのもあります。
ゲーム全体の流れとしては平和な村、森など4つのバイオームがあり、各バイオームにいくつかのステージが用意されてそれをクリアしていくようですね。ぱっと見の印象ではカジュアルゲームの域を出ませんが、お店系タイムマネジメントゲームが好きでかつて色々やったものだ、という人には待望の新作といえるかもしれません。
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Devil Peach Soda
9月8日発売
早期アクセス
ジャンル: アクションパズル
日本語なし
マジカルドロップ、パズルボブル風のアクションパズルにRPG、ローグライト要素をミックスしたゲームです。上から色とりどりのブロックが押し寄せてくるのでそれに潰されないよう、プレイヤーは攻撃してそれを消していきます。攻撃には色があり、1回攻撃するごとに赤→紫→緑→また赤というふうに切り替わっていきますが、攻撃を同じ色のブロックに当てるとダメージを与えられて耐久力が尽きたブロックは消えます。色違いのブロックに攻撃を当ててしまうとそこに攻撃の色のブロックが作成されてしまいますが、コンボやアビリティを活用するためにあえて増やすというのもありなようです。
設定としては主人公は悪魔のピーチズに地底深くにある迷宮に閉じ込められてしまい、そこから脱出するために戦いつつ地上を目指すというお話になっています。ブロックを消していくことで地上へ近づくことができますが、ある程度進むごとに新たな敵が登場して妨害してきます。他にランダムに選ばれた複数のアップグレード候補の中から1つ選んで取得できるなどのローグライト要素もあります。RPG要素としてはキャラクターのクラスと武器が選択可能、武器は途中で特殊ブロックを破壊することで持ち帰ることができます。剣、槍、弓など色々あってそれぞれ異なる攻撃範囲をもっていたり、一定回数攻撃するごとに発動可能なアビリティが設定されています。
似たゲームとしてはパチンコにローグライト要素を混ぜて高評価を得ているPeglin、その落ち物パズルゲーム版みたいな感じでしょうか。ルールやどういったテクニックがあるかはまだ不明な点がありますが、大作ゲームの合間にちょっと遊ぶ小規模な作品としてはなかなか良さそうです。
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Fae Farm
9月9日発売
正式リリース
ジャンル: 農業経営
日本語あり
牧場物語、Stardew Valleyみたいなゲームです。自分の農園で作物を育てて販売して金を稼ぎ、木や石を集めて家具や設備をクラフト、鉱山で敵と戦いつつ鉱石を採掘して道具をアップグレードというおなじみのパターンです。他の要素としてはプレイ動画を見た限りでは季節、釣り、動物の飼育、町の住民との交流、恋愛といったこのタイプのゲームでよく見られる要素は一通り揃っているようです(未実装のものもあるかも?)。
丸みを帯びたグラフィックは若干好き嫌いあると思いますがUIも雰囲気にあったものが使われていますし、会いたいNPCを選択するとその方角が表示される等のQoL面も充実していてこのタイプのゲームの新作としては4月のRoots of Pacha以来、久々に期待できそうなものが来たな、という感じです…がその分値段も大分高めで日本円だと4500円となっています。トレイラーの通りの内容であればそのくらいの価値はあるかもと思う一方で、同タイプのゲームの平均的な価格帯(2000~3000円)と比べるとかなり高いなとも感じますね。
開発元は2020年にDauntlessを発売したPhoenix Labで実績はあり、おそらく全くのがっかりゲーということはないと思います。とことん農業ゲーが好きで内容が充実してさえいればこの値段でも惜しくはない、という人にはおすすめかもしれません。カジュアルに好き程度だと値段が値段ですし評価待ちがいいと思います。なおプレイするためには開発元が管理しているPhoenix Labsアカウントの作成およびSteamアカウントとの紐づけが必要です。
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MythForce
9月13日発売
正式リリース
ジャンル: ローグライトアクション(3D)
日本語なし
大雑把に言うとガントレット、Hammerwatchのようなアクションを3Dの主観視点にしたゲームです。最大4人までのCoopプレイにも対応しています。騎士、ローグ、ハンター、魔法使いの4つのクラスから1つ選んでダンジョンに入り、敵と戦いながら奥へと進んでいきます。おなじみランダムなアップグレードの選択、繰り返しプレイすることで徐々に強化されていくといったローグライト要素もあります。Gunfire Reborn、Roboquestあたりに近いゲームですね。売りとしては近接戦闘の要素がありますが、実際にこれを行えるのは騎士とローグのみのようです。
ゲームのタイプ自体は人気は高いはずですが、問題はプレイヤーキャラや敵のデザインがカートゥーン調なところでしょうか。正直日本では全く馴染みがなくむしろ苦手という人が多いでしょうね。トレイラーを見るとなかなかなめらかに動いていて絵柄に抵抗がなければ魅力的だとは思うのですが…
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Railroads & Catacombs
9月15日発売
正式リリース
ジャンル: デッキ構築(ローグライト)
日本語なし
体験版あり
バックグラウンドストーリーや世界設定は不明ですがゴシックホラーの世界を列車で動き回りながら探索、戦闘、強化していくローグライトなゲームです。行動は週単位でまず列車内でキャラや施設の強化を行います。列車は最初は2両しかないのですが探索で拾ってきた資源で車両を追加することができ、それにより新兵の雇用、負傷者の治療などできることが増えていきます。準備が出来たら次に探索する場所と、そこへ行くメンバー1人を選択して探索フェイズに移ります。
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拾ってきた鉄で新兵雇用の車両が追加できます。
(体験版ではソルジャー、エンジニアのみ雇用可能)
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体力またはパワーのどちらかを選んで強化できますが
強化にはエンジニアが必要、失敗することもあります。
パワーを伸ばすと各カードの効果量(ダメージ、強化幅等)の数字が大きくなります
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そのメンバーの行動力が減少し、枯渇すると疲労状態になり
休息させるまで活動できなくなります。
休息用の車両があるようですが増設の順番的には結構先に位置してます
探索フェイズはDarkest Dungeonの廊下がないバージョンといった感じでしょうか。ダンジョンは何種類かの部屋がランダムに組み合わされて生成されそのどこかにあるボス部屋でボスを倒すと探索成功となります。部屋の種類としてはボス部屋以外に通常の戦闘部屋、資源が落ちている部屋、デッキ強化が行える部屋、何もない部屋などがあります。
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ただし部屋を移動するごとに現象する正気度が減ってくると
隣接する部屋の種類は判別不能になります
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初期位置が選べます。
1段階下がると勝手に配置されてしまいます。
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強化カードは自キャラの上にドラッグして使います。
別に複数キャラで戦えるわけではないので
どこにドラッグしてもいい方が便利なような…
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Magicは威力は低めなものの離れていても、直線上にいなくても使えて便利です
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デッキに追加するカードが選べます。
まずダメージと支援のようなカテゴリを選び
その後そのカテゴリ内の候補の中から1枚選びます
戦闘は縦3、横4のフィールドにプレイヤーキャラと敵キャラが配置されて行われます。プレイヤーは毎ターン、スタミナの範囲内でデッキより配られたカードを切ることで移動、攻撃、強化、妨害などを行っていきます。敵を全滅させる必要はなく、一定のダメージを与える、ボスを倒すの2種類の勝利条件があり戦闘ごとにそのどちらかが採用されます。位置関係が重要で、こちらの攻撃は隣接タイルにのみ行えるもの、将棋の飛車のように縦横の直線上にのみ行えるもの、どこでも攻撃できるものなどがあります。また敵の攻撃も半分くらいは事前に予告が出るのでそこから移動することでかわすことができます。クラスによっては位置入れ替えで敵に同士討ちさせたりということも可能なようです。ただ残り半分は低威力ながらどこにいても飛んでくる射撃だったり、攻撃予告を出さないという特性を持つ敵とかもいて華麗に全ての攻撃をかわすということはおそらく不可能でしょう。
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移動カードは毎ターン確実に手札に入り、使用後また戻ってきます。
左下に表示されているスタミナが余っていればいくらでも移動可能です。
なお移動可能距離などはクラス等により変化します
戦闘に勝利すると新たなカードを選んでデッキに追加していくことができます。このデッキはメンバーごとに用意されていて探索後も残ります。また戦闘とは別に祭壇のある部屋に入るとデッキ内の既存カードに「ダメージ+4」「そのターンに使用したカードの枚数ごとにアーマー+1」とかの追加効果を付与することができます。普通はカードの種類ごとに強化先が決まっていますがこのゲームでは追加の効果を選べて自由度が高いですね。
ボスを無事倒せれば探索成功ですが実は途中で死んでも拾った資源は持ち帰れます。また死体も列車に戻ってきてここでは丁重に弔うか戦利品を回収するかを選ぶことができます。前者だと死体の処理に大量の資源が消費され、後者だと消費する資源は少なくて済むもののの残りメンバーの負傷などの有害なイベントが起きます。
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(体験版では選択不能)
全体的な感想としてはエフェクトが弱かったり画面切り替えもごくシンプルだったりとチープさはありますが、位置取りが重要な戦闘と自由度の高いカード強化はなかなか面白いです。恐ろしげな世界観の割にバランスは割と緩く、特に強化をしっかりすると爽快感のある戦闘が楽しめます。ただダークな雰囲気のゲームとしてはむしろシビアな難易度でないとマイナスに感じられるかもしれません。難点としてはカードのキーワードに独特なものが多く、きちんと説明を読まないと何が起こるのかがよくわからないことです。日本語があれば大きな問題にはならなかったはずですが…戦闘でも移動アニメがなかったり、攻撃でもそのアクションの絵が表示されるだけ(弾が飛んできたりしない)ので誰から攻撃を受けたのかがわかりにくかったりしました。
AK-xolotl
9月15日発売
正式リリース
ジャンル: ツインスティックシューター(ローグライト)
日本語あり
体験版あり
AKを持ったアホロートルが大暴れなツインスティックシューターです。アホロートルというのは厳密は違うんですが少なくともこのゲームではかつて日本でも一世を風靡したウーパールーパーのことです。ゲームの内容としてはEnter the Gungeonのような複数の部屋が組み合わさって出来たランダム生成のダンジョンで弾幕をかいくぐりながら敵を殲滅、新たな武器やパワーアップアイテムを拾って次の部屋へ、そしてその階のボスを倒して次の階へ…というものです。昔は結構たくさん出ていたんですが最近はVampire Survivorsライクなゲームに押されてあまり見かけなくなってきた感もありますね。
このゲームならではの部分は、ずばりありません。何分既に色々な作品が出ているジャンルなので…ただこのタイプのゲームに求められる爽快さや多様さの面では合格点を与えられるくらいの出来には見えます。作品全体としてはコメディ調のようでハローキティならぬヘル・オー・キティなんてのも登場しています。ゲロゲロゲロッピーとかも出てきたりするかもしれません。
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BIT.TRIP RERUNNER
9月19日発売
正式リリース
ジャンル: アクション(2D、オートランナー)
日本語なし
2011年に発売されたオートランナー、BIT.TRIP RUNNERのリメイク版です。プレイヤーキャラは何もボタンを押さずとも常に左から右に向かって走り続けていますが途中で段差や障害物が出てくるのでそれにぶつからないようにジャンプ、しゃがみなどのアクションを行っていきます。基本的にここはどう対応すれば抜けられるのかわからない、というような頭を使う要素はありませんし、残機はなく死んでも少し戻されるだけで好きなだけ挑戦し続けることが可能です。リメイク版の方にもトレイラーがついてますがぶっちゃけ見ても内容はよくわからないと思います。YouTubeとかにリメイク元作品のプレイ動画が多数投稿されていますのでそちらを見るとどんなゲームか理解できるでしょう。
実際のプレイ感としてはオートランナー、プラットフォーマーというよりもリズムゲームの方が近いです。BGMは最初は非常に質素ですが途中にあるスコアマルチプライヤー的なものを拾っていくと徐々に豪華になっています。またジャンプ、しゃがみなどのアクションにも効果音があり、それが曲の一部になっていて最適なタイミングで行えると音楽的にもぴったりになる気持ちよさが味わえます。
このリメイク版では新たにプレイヤーがコースを作成できるランナーメーカーというツールがついており、他プレイヤーと作品を共有する仕組みも用意されているそうです。
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Mall Craze
9月19日発売
早期アクセス
ジャンル: 店舗経営(ショッピングモール)
日本語なし
体験版あり ※建築モード限定版でいわゆる体験版とは少し異なる
ショッピングモールの経営ゲームです。敷地内に建物を作り、内部を区切ってレジ、陳列棚、照明などを設置して店舗を作成していくゲームです。このタイプのゲームが好きな人がトレイラーを見たら「すごい楽しそう」「こういうゲームを待っていたんだよ」という感想を抱かれるかもしれません…が私としては非常に危険な匂いがしているように思えます。
まずこのゲーム、体験版があるのですができるのは建設要素のみ、しかも使えるアイテムが非常に限定的でトレイラーに出てくるような現実にもありそうな美しいショッピングモールや店舗を作ることは不可能だと思います。また魅力的なトレイラーもUIを含む実際のゲームプレイ画面や、ゲーム内にどういった要素が登場するのか紹介する部分がありません。
正直95%くらいの確率で早期アクセス開始時点ではやれることがほとんどない虚無ゲーだと思いますがトレイラーが魅力的であることもまた事実です。実は凄いゲームな可能性も無いわけではありません。とりあえずあまり期待せずに発売後の評価を待つことをお勧めします。
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Spirited Thief
9月20日発売
正式リリース
ジャンル: ストラテジー(ステルス)
日本語なし
体験版あり
ファンタジー世界を舞台としたターン制ステルスゲームです。厳重な警備がしかれた建物に潜入し、衛兵に見つかることなく各ミッションの目標とされた宝物を盗み出して脱出するゲームです。過去の作品としては2015年にKleiより発売されたInvisible, Inc.に似ています。リブート版XCOMみたいな操作でユニットを動かしたり仕掛けを動かしたりアイテムを盗んでいきます。
主人公はイラジという名の盗賊で、精霊のトリンを相棒としています。ミッションの流れとしてはまずトリンを使って建物内の構造や衛兵の配置、スイッチやレバーなどの仕掛け、そして宝物の位置を確認していきます。トリンは実体を持たないため壁や鍵のかかった扉も自由に通り抜けることができますが仕掛けを操作したり物を盗んだりすることはできません。衛兵の視界内に入ると見つかってしまいますがその時はただ入り口に戻されるだけでミッション失敗になる恐れはありません。
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壁にところどころ空いている窓、扉で向こうが限定的に見えます
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鍵の場所などを確認した状態です。
偵察フェイズは時間制限がなく心ゆくまで調べられます
建物内の情報をしっかり集めたらイラジに交代して実際に潜入開始です。トリンと違い見つかってしまうと1ミッションあたり3回までしか行えない巻き戻し操作を行わなければなりません。衛兵を一時的に気絶させたりはできるものの本格的な戦闘要素はなく衛兵を殺すことはできません。
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青枠が移動1回分、黄枠が移動2回分の到達範囲です。
視界内の敵は次ターンに動く位置も正確に表示されます
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1ターンごとに警戒値(△)が増加、
左上の枠内の△が全て埋まると警戒レベルが増加して
最初は寝ていた衛兵が活動し始めたりします
建物内にはミッションの目標の宝物以外に金貨の入った袋、隠された宝などもあり、それを回収することで資金が増加していきます。これはミッション内で入り口に配置された商人と取引して新たなアビリティをアンロックするのに使います。
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隠しの宝と金貨の袋を全て回収できました。
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商人から新たな能力が購入できます。
ジャンル的にはストラテジーですがどちらかというとパズル要素の方が強いかもしれません。Invisible, Inc.と違ってランダム性なし、また攻略法はミッションごとに異なるもののやることは同じパターンの繰り返し感はあり、ミッションを続けていくつかクリアしていくと飽きが来ることは否めません。ただ潜入ものとしては必要な要素は揃っていますし、各キャラクターのアビリティの存在により予め用意された最適解を実行するだけではなく、多少は攻略に自由度もあるようです。価格が不明ですが2300円($20)くらいまであればステルスものが好きな人にはいいかもしれません。
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背景となる物語や警備状況や仕掛けについて
大まかな説明が読めます(但し日本語非対応)
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難易度は細かく調整できます。
ゲームの途中でも変更可能なようです
Bud Spencer & Terence Hill - Slaps and Beans 2
9月23日発売
正式リリース
ジャンル: ベルトスクロールアクション
日本語あり
2017年に発売されたBud Spencer(以下略)の続編です。ピクセルアートのベルトスクロールアクション(ファイナルファイトみたいなゲーム)ですがキャラは小さくその分フィールドが広いように見えます。ストーリーはコメディ調のアクション映画のような感じ、ゲーム内容も純粋な格闘ゲームではなくところどころでレースやスポーツの試合が始まったりします。通常のプレイは2人までのオンラインCoopに対応、それ以外に4人でプレイできるミニゲームモードなんかも用意されているようです。
トレイラーを見る限りではなかなか楽しそうな雰囲気のゲームに見えます。質の方は不明ですが日本語に対応しているのもありがたいところですね。実は前作も(発売時点からあったのかは不明ですが)日本語ありなようです。
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These Doomed Isles
9月25日発売
早期アクセス
ジャンル: デッキ構築(ローグライト)
日本語あり
体験版あり
ランダム生成された群島マップでデッキより配られたカードを使って新たな土地、森林や岩などの資源、家や鉱山などの建物を配置して内政していくゲームです。数ターンに一度、敵が上陸して攻撃してくるので城壁や塔、兵士を配置したり魔法で直に攻撃したりして迎撃する必要もあります。ゲーム開始時に3つの勝利条件が提示され、その全てを達成するとボスが登場しこれを倒すとクリア、上位の難易度が解放され新たなカードがアンロックされるデッキ構築型ローグライトゲームです。
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最初から使える野生の神 ケルヌンノスは新年を迎えた際に
デッキに木の防壁がない場合、それを追加してくれます
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手札の引き直しをした際に資源のゴールドをくれます。
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体験版をプレイしてみた感触としては、バランスは渋めです。最初に木や石10個くらいから始まって基本的な内政施設を建てて在庫数十個に増えて、それでもっと高度な建物を建てて100個、そして数百個とどんどん増やして…みたいなゲームではないです。まず一部の魔法カードは使用回数が決まっていてその回数使うとデッキより消えます。建物もマップ上に1回配置しただけで消えます。そして何より各建物で働く人口の増加が緩やかなので、伐採所や鉱山を次々と建てたところでそこで働ける人がいません。右肩上がりで成長し続けるのではなくうまくバランスを取って破綻させず、徐々に拡大していくゲームですね。
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伐採場や採石場を置くと1ターンあたりの収入が増えます。
しかし生産活動を行う度に天然資源1タイルを消してしまうため
魔法を使って再生成しないと生産は停止します
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接続するとその島の土地、資源が使えるようになるほか
接続時にイベントが発生して2つの結果のどちらかを選ぶことができます
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他のデッキ構築型ゲームと比べてカードの減りが激しいため
ゴールドのある限りリロールしまくって意識して補充していかないと
何もできないままターンが過ぎていくことになります
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最後はこんな感じになりました
全てのクリア目標を達成すると敵のボスが攻めてきて、これを撃破するとクリアです。スコアが表示され、最初に選んだ神に経験値が加算されてある程度貯まるとレベルアップして使用可能なカードがアンロックされます。
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これらを全て達成する必要があります
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体力、攻撃力は高いんですが単騎で攻めてくるため
攻撃魔法連打だけでもかなり削れてしまい
これ単体の難易度はあまり高くないかなと
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新たなカード、神が利用可能になります。
神は全3体らしいです
渋めなバランスで停滞、ジリ貧に陥りやすいこともあり、ルールやどんなカードがあるのか把握できていない間はどうプレイするのが正しいのかが見えにくく第一印象はあまり良くないかもしれません。しかしある程度システムについての理解、どんなカードが存在しているかが把握できるようになってくると徐々に面白さがわかってくるゲームでした。
Salebrazers
9月30日発売
早期アクセス
ジャンル: 店舗経営(クラフト)
日本語あり
オープンワールドの戦闘ありのサバイバルクラフトものです。飢えや喉の乾きとかは多分ないです。ソロまたは最大6人で協力プレイができて、プレイヤーは敵と戦ったり木の伐採、鉱石の採掘などをして資源を集めて自らの店を築きます。そして同様に集めた、またはクラフトした商品を陳列し、来店するNPCの客相手に販売して金を稼ぎます。NPCの店員を雇って販売は任せることも可能なようです。
ゲーム内の風景やUIを見ると安っぽさを感じますがカオスなお祭りゲーとしてはうっすらと良さげな雰囲気も漂っています。一緒にプレイするフレンドがいてゲームそのものの楽しさだけでなくコミュニケーションの魅力も含めて楽しめるのであればそう悪くはないかも…といったところでしょうか。なお日本語に対応してますが多分機械翻訳そのままでところどころ意味不明な文章になっている予感がします。
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COCOON
9月30日発売
正式リリース
ジャンル: アクションパズル
日本語あり
LIMBO、Insideのリードゲームプレイデザイナーの人の新作です。オブジェクトを操作したり弾を発射するなどのアクションを活用してパズルを解いて先へ進んでいくパズルゲームですが特徴としてはプレイヤーが現在いる世界の外にまた別の世界があり、その先にも…という入れ子構造になっているらしいです。その世界の出口を通って外の世界に出ると、今までいた世界が持ち運び可能な球体となって残っています。これが外の世界のパズルを解く鍵になるようです。正直よくわかってないんですが例えばジャンプアクションでプラットフォームを次々飛び移っていく世界で出口を見つけて外に出る、すると外の世界では元いた世界が変化した球体がジャンプ台として活用可能で外の世界のパズルクリアに役立つみたいな感じでしょうか。そうしたギミックとは関係なく単に鍵として球体が必要程度かもしれません。
なお戦闘ありで、全ての世界にいるのか知りませんがボスが待ち受けていてそれを倒さないと先に進めない場面もいくつかあるようです。戦闘といっても純粋なアクションではなくギミックや新たに追加されたプレイヤーの能力を使って倒していくパズルチックなものだと思います。
トレイラーを見ると世界の雰囲気や動きのクオリティは高く、この手のゲームが好きな人には安牌と言えそうです。
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