【進撃の巨人という哲学書】29 一人一人の選択が世界を変える ~42話~
アニメタイトル:第42話 回答
あらすじ
王政が操る憲兵団に敢えて捕まったエルヴィン。
かなりの拷問を受けたのでしょう。片目は潰れ傷だらけす。
ついに拘束され処刑台に連行されます。
王政はエルヴィンの死と共に調査兵団の解体を目論みです。
「最後に言う事はないか」という王政の言葉に、エルヴィンは調査兵団の必要性を訴えます。
しかし、エルヴィンの言葉には全く相手にしない王政はエルヴィンに死刑を通告します。
その時「ウオールローゼが巨人の出現によって突破された!」という急報が入ります。
この混乱した状況で王政の面々は「ウオールシーナ」の扉を閉鎖する指示を出します。
つまり「ウオールシーナ」と「ウオールローゼ」の間の住民を見殺しにするというのです。
そのすべての住民が「ウオールシーナ」内に入ってきては人類が狭い領域に溢れ、人類の闘いが起こる事を恐れています。
つまりは王政には人類の半数を見殺しにする事で自らの資産を守りたいという考えでしかないのです。
王政の真実が露呈しました。
ここでザックレ総統が率いる兵士が押し寄せます。
中央憲兵団を除く調査兵団、駐屯兵団による王政の転覆計画です。つまりはクーデターです。
実際は「ウオールローゼに巨人の出現」も嘘です。
王政の真実をさらす為のフェイクです。
この首謀者はピクシス駐屯兵団長です。
これは調査兵団団長エルヴィンが駐屯兵団団長のピクシスに助言し、ピクシスがザックレー総統に進言するという縦の兵団組織構造による革命です。
エルヴィンは当然解放されました。
フレーゲル・リーブスの必死の働きでマスコミも真実を伝える方向に動きました。
リーブス会長殺人は駐屯兵団によるもので調査兵団への冤罪、王政側の圧力、フリップ王は偽者である事が民衆に知れ渡りました。
これにてクーデターは成功です。
調査兵団も民衆も歓喜します。
あれこれ考えてみよう。
今回は。このハンジの言葉を考えたいと思います。
ついつい「何かいい事ないかな~。」とか思っちゃう時があります。
「お金が降ってこないかな~。」とか「いい女性と出会いはないかな~。」とか「世の中、変わらないかな~」とか。
でも。そんな事を漠然と願っていてもなにも起こりません。
しかし、私は逆説的に【人は自分が思った通りになる。】と考えています。
もっといえば【人は自分が思った通りにしかならない。】と考えています。
何故なら人は思わなければ行動しません。行動しないなら運命も変わりません。
「お金が降ってこないかな~。」ではなくてお金を稼ぐ方法を具体的に考えればきっとそうなるんです。
「いい女性と出会いはないかな~。」ではなくて出会いの場に行けばきっとそうなるんです。
今の状況が望んでいない状況なら、望む状況をしっかりと考え直せば、きっとその想い通りになります。
今が幸せでないのは、「何が幸せか」を真剣に考えていないからだと思います。
全ては思いが最初で、様々な選択の先に行動が起こります。
そんな一人一人の選択が社会を変えます。世界を変えます。
その証拠に時代と共に価値観も変わっていきます。
終身雇用も年功序列も崩れ副業を推奨される時代になったのも、結婚や恋愛をしない若者が増えたのも、金よりも自由な時間を求める人が増えたのも。
一人一人の選択の結果です。
この落ちゆく日本の現状も、遠くの国の戦争も、私たち一人一人の選択の結果であることを、先ずは認めなくてはなりません。
それを変える事ができるのも、また、私たち一人一人の選択です。
全ては因果です。
因果はヤジロベエのように右に傾き左に傾きしながらグルグルと回ります。
どのようにバランスをとって生きるかは自分次第です。
右に傾き左に傾きしながらグルグルと回るヤジロベエにしがみついてるのではなく。
自分の両足でヤジロベエの上に立って、時に右に、時に左に、重心を傾けて自分で揺らして自分で回すことです。
思い通りにならない人生も社会も世界も
ホントは思った通りにしかならないのです。
どうしても思い通りにならないのなら、それはきっと思っていないからです。