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某国の首相が…
某国の首相が、夫人に内緒で
ピーナッツバターを舐めていた ちょうどその時、
動物園から脱走した ハイイロオオカミが
トンネルに姿を消した。
しかし、しばらくしてトンネルから出てきたのは
一人の毛深い男だった。
人間になりすました オオカミだったのか、
妥当なところで オオカミ男だったのか、
それとも……。
教訓のない教訓について、
とりとめのない話を 延々と聞かされた
その日の夜、半年ぶりに 白い大蛇となった夫人は
長々と 夫を締めつづけた。
言い訳がましく 骨が笑い出しても
締めるのをやめなかった。