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動画コンテスト入賞&裏話
「26秒のカーニバル」
Poetic Mica Drops音担当茂野です。
今回は、6月10日の熊谷弥香の記事に続き「26秒のカーニバル」について書いてみようと思います。創作裏話などを含めて。
プロの技術+アマチュアの感性
映画監督三池崇史氏が主催する動画コンテスト「26秒のカーニバル」において、Poetic Mica Dropsと映像作家宮嶋風花氏との共同作品「マフラー」が、見事入賞を果たしました!
ところで、最初要項を見てちょっとびっくり、このコンテスト、応募条件がなかなかユルイいのです。
26秒以内の動画でテーマに沿っていれば、作風は自由、実写、アニメ、CG、なんでもあり、AIの使用さえもOK、さらに、プロアマ問わず。
これでは相当多くの応募が予想されます。
私は、プロの技術とアマチュアの感性、このあたりが重要なポイントになるかなと思いました。
Poetic Mica Dropsは、それぞれ(草間小鳥子=詩人、熊谷弥香=俳優、茂野雅道=音楽家)プロとして活動をしていますが、3人で集まるときはアマチュアのような初々しさを保ちながらポエトリーリーデイング作品を創作をしている自負があります。
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宮嶋風花氏は、2024年3月劇場公開映画「愛のゆくえ」の映画監督であり、普段は広告制作会社の社員ディレクターとしてCMや広告映像などを演出している映像のプロですが、今でもアマチュア時代の感性を失うことなく新鮮な作品を作り続けている映像作家でもあります。
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テーマ『私の宝物』
3月、創作開始。
「26秒のカーニバル」今年のテーマは『私の宝物』
先ずは4人でZOOMミーティング。討論を続けながら内容を絞り込んでいきました。
そして我々が描くことにした宝物が「マフラー」
宮嶋風花&Poetic Mica Dropsとして応募した完成版がこちらです。
札幌で生まれ育った宮嶋風花氏にとって、マフラーは幼い頃の宝物。その頃の記憶を軸に、映像は全編宮嶋氏による手描きアニメーションで構成されています。
絵、詩、朗読、音楽が一つになり完成した動画「マフラー」
審査委員長・三池崇史氏から素敵なコメントをいただきました。
優しい嫉妬心が美しい。喜びと切なさに心が洗われました。心と技術のバランスが素晴らしいです。伝わるって、大切ですね。
普段は過激な作風の映画が多い三池崇史監督ですが、実は繊細で温い感性をお持ちの方だということがよく伝わってきます。ありがとうございました!
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創作裏話、最終候補=音楽Cタイプ
作品を作る上ではよくあることですが、「マフラー」創作過程でも、裏では様々な手直し、改訂作業が行われていました。
絵の追加、詩の修正、朗読のニュアンス違い録音、などなど。
26秒という短い時間で『私の宝物』をどう表現するか…
音楽は、デモが出来あがる度に私がアップして皆と共有。検討を重ねながらの試行錯誤。
実は、先ほどご覧いただいた応募バージョン(完成版)に付いていた音楽はAタイプなのです。そして、最終段階までもう一つの候補、音楽Cタイプが残っていたのでした。
創作裏話として、その音楽Cタイプを乗せたバージョンを特別に限定公開いたします。応募バージョン(音楽A)と比較してご覧ください。
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