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『橋が燃えている』

昨日から渡ろうと思っていたのに
橋が燃えている
強い風もひっきりなしに吹いている

俺が甘かった
とっとと渡っていれば良かったのだ
時すでに遅しとはこのことだ

昨日あの女と出会った時からだ
全ての歯車が狂っちまった
断っていれば良かったのだ
向こう岸で違う女に出会うべきだった
安心して
出会うべきだった

橋が燃えている
俺の人生が燃えている
ああ
なんてことしちまったんだ
橋が燃えている
俺の人生が燃えている

でも
なんだか
美しいな

燃える橋は

▲▽▲あとがき▲▽▲

もっと人生を鼓舞するような詩を書きたいけれど、なぜかこんな詩になってしまう。今日は雨だね。