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【詩】#1 夜の途中は朝の途中

穏やかに受け入れていく夜の途中
お互いがお互いに与えることができますように
穏やかに消えていく朝の途中
奪い合う前に笑い合うことができますように
 
やりなおせる気がしている
助けて と ありがとう を
いつも繰り返しているから
 
新幹線はまた新しいスピードを出した
こんなにも変わらないぼくたちを乗せるために
キッチンも新しい
こんなにも懐かしいカレーを作るために
 
今 生きている
そんな気がするから
この傷ジャブジャブ洗おう
 
与えることができますように
笑うことができますように
 
右手は髪をつかみ
左手が記憶していく
忘れたとしてもすぐ思い出すことができますように


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