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映画感想ノート ホラー以外は観る雑食です。特にヒューマンドラマとラブコメが好きです。

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最近の記事

映画『アイアンクロー』ショーン・ダーキン監督

小学生のころからザック・エフロンが好きで、 絶対に見逃せない作品だ!ってなってた。 正直、プロレスは興味がない。 なので、正直、鑑賞前は不安だった。 だけど、プロレスよりも、家族愛。 愛にあふれた作品だった。 その愛が強いが故の悲しくも感動的なストーリーとなっていた。 この家族の悲劇の原因は、父フリッツにある。 完全な「悪」でも「善」に振り切らない描かれ方に、 とても人間味というか、多面性を感じた。 『アイアンクロー』 The Iron Claw (2023年) 監督・

    • 映画『プロスペローの本』ピーター・グリーナウェイ監督

      芸術とは何か。 大学の授業でピーター・グリーナウェイ監督の『コックと泥棒、その妻と愛人』(1989年)を鑑賞したときの衝撃は忘れられない。 それまでは、ストーリーや登場人物の感情に共感できるかどうかで映画を観てきた私には、そのどれにも当てはまらず、ただ芸術という観点で映画を観ることに困惑した。 表象論の授業で、映画に出てくるモノやサブカルチャーから分析してきてはいたが、それはストーリーありきだった。 こんなにも芸術に振り切った作品で、こんなにも理解が難しいのは初めてだった。

      • 『マッチング』

        今回はマイナスな意見を書こうと思う。 私はSnowManのファンだ。(急に何の宣言だ?) 渡辺翔太担でグループ担だ。 だから、佐久間さんが出演する映画『マッチング』はとても楽しみだった。 公開2日目に内田英治監督と音楽の小林洋平さんが登壇したティーチインイベントの回で鑑賞した。 佐久間さんの演技はバラエティ担当ドラマ班の名に恥じないくらい素晴らしかった。 主演の土屋太鳳も安定したしており、 金子ノブアキもよかった。 実力のある役者さんばかりで観てるこっちまでハラハラした。

        • 『ソウルメイト』

          韓国映画『ソウルメイト』を試写会で観た。 原作である中国の作品も観た。 とてもシスターフッドで、文学的な作品ではあるが、私は感情移入ができずに終わったのが正直な感想である。 ほとんど同じストーリーだが、印象はだいぶ違った。 それを表しているのは、キャッチコピーである。 今回はキャッチコピーから映画を考えていきたい。 中国版『ソウルメイト 七月と安生』 中国版は、句読点で終わっており、「あなたに」何をしたいのか、何をあげたいのかが明記されていない。 私は、このキャッチコピー

        映画『アイアンクロー』ショーン・ダーキン監督

          『哀れなるものたち』

          『哀れなるものたち』を観た。 いい意味で何を観せられたか混乱した。 ゆっくり考え、かみしめ、アウトプットしたいテーマがあった。 いくつかある中で、普段は考えないポスターについて考えてみたい。 解放の暗示まず、メインポスターから考えてみる。 彼女の中の穴から白いものがあふれ出ている。その上に載っているそのほかのキャラクターたち。しかも全員男性である。ゴドウィン、マックス、ダンカン、ハリー、そしてアルフィンだ。彼らの共通点は、彼女はこの人たちからの解放した人たちではないか。自ら

          『哀れなるものたち』

          アンナチュラル

          もう何回も観てる。 キャストもキャラもみんな好き。 特に野木さんの一つひとつの台詞に込められた想い。 私の心に刺さるセリフがたくさん。 絶望してる暇があったら、うまいもん食べて寝るかな これを観て以来、私の支えの一つ。 「ご飯を食べないと力が出ないよ」 なんて、子供の頃はよく言われてたし、 高校生の頃でも自分が太ってるとか気にせず、 よく食べていた。 今でも食欲は1番大切だと思ってる。 三大欲の中で、食欲は譲れない。 旅行は食べ物を基準にしてるくらい。 今まで、絶望する

          アンナチュラル

          トラスト・ミー

          大学の授業の課題で知った作品。 初めて観てすぐにこの作品が好きになった。 あどけないマリア、一匹狼のマシュー。 2人の関係が理想的で尊いものを感じた。 恋愛=信頼「落っこちる私を受け止めたから信じる」という、マリア。 え、信頼関係はそんなもので決めていいの?? それで好きになれるものなの?? それに戸惑うマシュー。 わかるよ。めちゃめちゃわかる。 目に見えないものをどのように表すか。 それを具現化するって難しいなって。 そもそも人によって基準が違うし。 でも、このストーリー

          トラスト・ミー