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フードをかぶると

とても冷え込んだ朝。わたしは娘を自転車で園に送ろうと、マンションの外階段を降りる。

降りている途中で「ああ、ニット帽忘れた」と気づく。だが時間もぎりぎりだ。あきらめてそのまま降りる。ここ2、3日でいきなりぐんと気温を下げた外の空気は、むき出しの顔にぴりぴりとつめたい。

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2,090字
どうでもいいことをすごくしんけんに書いています。

<※2020年7月末で廃刊予定です。月末までは更新継続中!>熱くも冷たくもない常温の日常エッセイを書いています。気持ちが疲れているときにも…

自作の本づくりなど、これからの創作活動の資金にさせていただきます。ありがとうございます。